豊川市では、性的マイノリティへの対応も視野に入れ、2016年度より「みんなのトイレ」の設置を推進。さらに、今回の改修では住宅のトイレに近い形で男女の区別なく使え、清掃性にも配慮した「男女共用の個室トイレ」を設置している。

建築概要

所在地 愛知県豊川市中部町1-1
施主 豊川市
設計 株式会社 CREBLE
施工 株式会社 豊栄建設
敷地面積 25,416㎡
建築面積 2,338.2㎡
延床面積 6,077㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2019年10月

特長

改修の経緯

豊川市では、2016年度から5年計画で、小中学校トイレにおける便器の洋式化率70%以上を目指し、改修工事を実施。特に、性的マイノリティへの対応も視野に入れ、各校において「みんなのトイレ」の設置を進めている。当方針に則り、市内最大規模の小学校「中部小学校」では、改修と同時に「みんなのトイレ」を、特別支援教室のあるフロアに設置した。今回の改修では住宅のトイレに近い形で男女の区別なく使える「男女共用個室トイレ」も設置。同トイレ空間全体を「みんなのトイレ」と位置づけ、前室を設けた共通の入口を入った先に、みんなのトイレ(多目的トイレ) ・男女トイレ・男女共用個室トイレ・小便器個室を配置。だれもが安心して使える環境へと整備された。

トイレの特長

「みんなのトイレ」は、だれもが使いやすい名称とサインを検討(市内の小学校で統一)。また、今回新たに設けた男女共用個室トイレと男子用大便器ブースには、立って小用するケースに配慮して、大便器の足元ににおいや汚れの発生を抑え、衛生的な空間を保つハイドロセラ・フロアPCを採用。尿だれが集中するエリアをカバーする大型サイズで、清掃性と衛生面に配慮している。さらに、特別支援学級の介助が必要な児童や、オープンな場でしたくないという児童のために小便器個室も設置。またトイレ空間全体の入口に前室を設けることで、廊下から見ても、どこのトイレに入ったのかわからないような配慮をしている。

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