「畿央大学」は健康と教育のスペシャリストを育てる総合大学。老朽化をはじめトイレ整備に多数要望が寄せられ改修を実施。女子学生比率が約7割を占めることから利用の多いL棟2Fの男女トイレを「高級感」をテーマに、女性トイレへ全面改修。パウダーコーナーやフィッティングルームを完備。女子学生のリフレッシュの場となっている。

建築概要

所在地 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2
施主 学校法人冬木学園
設計協力 TOTOアクアエンジ株式会社
施工 株式会社竹中工務店
延床面積 69.31㎡(L棟 2F女性トイレ)
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年3月

特長

改修の経緯

「畿央大学」は2003(平成15)年に開学。2学部5学科を擁する、健康と教育のスペシャリストを育てる総合大学。学生へのトイレに関するアンケート調査で、老朽化と女性特有の整備に多数要望が寄せられ改修を計画。大学職員で構成されたプロジェクトチームが中心となり3年がかりで改修を実施した。女子学生が約7割を占める事から利用の多いL棟2Fの男女トイレを、女性トイレへ全面改修。拡張されたスペースにパウダーコーナーやフィッティングルームなどを整備。レイアウト検討の際には、TOTOより改修案を提案。テクニカルセンターにて、快適かつ衛生的に利用できる機器を選定した。洋式便器には、既存和式便器の位置を変えず取り換え可能なTOTOオリジナルの和洋リモデル工法が採用されている。

トイレの特長

「高級感」をテーマに、空間意匠や家具、照明器具を選定。中央に据えられたロングスツールがよりゆったりと寛げるトイレ空間を演出している。学生から要望の多かった洋式化を実施、さらにウォシュレット、音姫(擬音措置)を設置。洗面コーナーには自動水栓を採用した。女性特有の配慮として、新たにパウダーコーナーを設置し、短時間で利用できるスタンディングタイプと、座って利用できるシッティングタイプが選べる。各コーナーにはコンセントもあり、利用時に美容機器の使用や携帯の充電も可能。さらに就職活動時や急な着替えなどに利用できるフィッティングルームも2ヶ所完備。細部にまでこだわられたトイレ空間は、女子学生のリフレッシュの場として利用されている。

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