「岐南町立東小学校」の校区は、市街化が急激に進行。さらに、子育て支援が充実している岐南町では、児童数が増加しているため校舎を増築、あわせてトイレの改修が実施された。和式便器が中心だった児童用トイレは、すべて洋式便器に変更され、南校舎・増築棟ともにバリアフリートイレが新設された。

建築概要

所在地 岐阜県羽島郡岐南町野中1-99
施主 岐南町
設計 株式会社協和設計事務所 岐阜事務所(南校舎)
株式会社ダイナ建築設計(増築棟)
施工 協和建設株式会社
敷地面積 20,605㎡
建築面積 3,805㎡
延床面積 7,886㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (増築)2023年3月(増築棟)
(改修)2023年10月(南校舎)

特長

改修の経緯

岐阜県岐南町の約半分の面積を占める「岐南町立東小学校」の校区は、道路網の要所であり、交通の利便性が高いことから市街化が急激に進行。特に自動車関連企業の進出が著しい地域である。さらに、岐南町では、2013(平成25)年より小中学校の学校給食費の無償化を実施、また、民営化によって保育所の受け入れ数を増やすといった子育て支援を充実。主に県内からの若い世代の流入により、校区の人口とともに児童数も増加していることから、「かしこく ゆたかに たくましく 未来を拓く東の子」を教育目標とする岐南町立東小学校では、今後教室が不足することが想定されるため、駐車場だった場所に3階建てで6クラス分の校舎を増築。あわせて教育環境の改善を目指し、トイレの改修が実施された。

トイレの特長

改修前の児童用トイレは和式便器が中心だったが、改修後はすべて洋式便器に変更。さらに児童数の増加に伴い、トイレの基本レイアウトが変更され、女子トイレでは1ブース増設。洗面コーナーには、非接触で使用できる自動水栓を採用し、衛生面にも配慮されている。また、南校舎・増築棟ともにバリアフリートイレが新設され、南校舎のバリアフリートイレには、保護者や来客などさまざなな利用者を想定し、オストメイトや乳幼児連れに配慮した器具を設置している。また同校では、2020(令和2)年から、高学年用の女子トイレおよび職員用の女性トイレに、PTAの発案・支援を受けて生理用品が用意され、万が一のときなどに利用できるよう、心配りがなされている。

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