敦賀市立「角鹿小中学校」は、公立としては福井県初となる小中一貫校。地域住民や教職員、児童・生徒を交えたワークショップを重ね、「ソフト(教育)」と「ハード(建築)」の両面から計画が練られた。トイレもそこからのキーワードをもとに設計。敦賀市らしさを表現した温かく愛着の持てる空間となっている。

建築概要

所在地 福井県敦賀市角鹿町6-1
施主 敦賀市
設計 東畑・エイコー設計共同体
施工 <建築>永和住宅株式会社
<設備>前田設備工業株式会社
敷地面積 18,659.04㎡
建築面積 3,061.87㎡
延床面積 7,821.74㎡
階数 地上3階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2021年3月

特長

建物の特徴

福井県敦賀市立「角鹿小中学校」は、敦賀小学校・赤崎小学校・咸新小学校と角鹿中学校を統合した、公立としては福井県初となる小中一貫校。設計と行政だけでなく、地域住民や教職員、児童・生徒や保護者などを交えたワークショップを重ね、この地区の学校がどのようにあるべきか、小中一貫校の利点を生かした計画とはどのようなものかを検討。「ソフト(教育)」と「ハード(建築)」の両面から計画が練られた。敦賀の港から始まる広大な海の水平線をイメージする外観の中に、機能的な学習環境を実現。木のぬくもりや光に包まれた開放的な構造を持った、敦賀市ならではの「施設一体型の小中一貫校」が開校した。

水まわりの特長

計画段階より、敦賀小学校・赤崎小学校・咸新小学校の6年生に集まってもらい、トイレについて考えるワークショップを実施。そこから出たキーワードをもとに、トイレが設計されている。また、オリジナルのピクトグラムや内装デザインは、椙山女学園大学生活環境デザイン学科の学生が考案。それぞれにテーマ性を持たせ敦賀市らしさを表現している。壁のタイルや左官仕上げには、児童・生徒や先生たちが手作りで作成に協力しているものもあり、温かく愛着のもてるトイレ空間となっている。また、職員室や総合学習の場であるメディアセンター、体育館の出入り付近といった、往来の多い場所では、いつでも手洗いができるよう適宜手洗い場を設けている。

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