「東北学院大学」は、このたび3つの地域に分かれていたキャンパスを、仙台市中心部にワンキャンパスとして統合。講義棟、シュネーダー記念館、研究棟、押川記念館の4つの建物を繋ぐ『TGUリング』をキャンパス計画の中心に据えた。トイレも明るく清潔感のある空間のもと、だれもが快適に使える配慮がなされている。

建築概要

所在地 宮城県仙台市若林清水小路3-1
施主 学校法人 東北学院
設計 株式会社 佐藤総合計画
施工 竹中工務店・銭高組・橋本店・仙建工業特定建設工事共同企業体
敷地面積 17,557.15㎡
建築面積 9,150.00㎡
延床面積 65,077.00㎡
階数 地下1階、地上16階
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年9月

特長

建物の特徴

「東北学院大学」は、1886(明治19)年に開校された私塾「仙台神学校」を起源とする東北最大の私立総合大学。このたび、教養教育型の総合大学としての魅力を発揮し、キャンパスライフのより高度な展開を図るため、「東北学院大学キャンパス整備計画」に則り、仙台市の青葉区、泉区および多賀城市の3つの地域に分かれていたキャンパスを、仙台市中心部に近い土樋・五橋地区に統合。学都仙台における交流拠点として市民に開かれた都市型(アーバン)キャンパスとすることを目指した。講義棟・シュネーダー記念館・研究棟・押川記念館からなる4つの建物を繋ぎ、回遊性を高める『TGUリング』をキャンパス計画の中心に据え、活動を見る・見られる関係を作り、文理融合による交流を活性化、シナジー効果を高める。

水まわりの特長

「学校のトイレ=汚い」というイメージを払拭するため、「学校のトイレ=キレイで落ち着く・友達とのコミュニケーションの場」となるよう、明るく清潔感のある白を基調とした空間。また、だれもが快適に使えるトイレを目指し、色彩計画・サイン計画において建物全体で統一。性的マイノリティ配慮としては、内装やサインをなるべく色分けしない計画が採用された。さらに、さまざまな学生が利用しやすいように多目的トイレを基本的に各階に設置し、一部には多目的ベッドやオストメイト用の汚物流しを備えている。学生が集中する講義棟の女性トイレには、混雑時の利用に配慮して、回遊型にレイアウトしたスタイリングコーナーが設けられるなど、清潔さあふれる統一感の中にも、各棟の特性が活かされている。

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