「芸術文化観光専門職大学」は、芸術文化と観光の2つの視点から地域活性化を学ぶ、日本で初めての国公立大学として兵庫県豊岡市に開学。220人収容の劇場やスタジオなど舞台芸術を学ぶ充実した施設を擁す。トイレもだれもが気兼ねなく利用できることを目指し、性別を問わずさまざまなニーズに対応できるよう整備されている。

建築概要

所在地 兵庫県豊岡市山王町7-52
施主 兵庫県
設計 兵庫県県土整備部住宅建築局営繕課・設備課
株式会社東畑建築事務所
施工 <建築>大鉄・福井・川見特別共同企業体
<設備>藤井電機・東和電機工事特別共同企業体
    ダイダン・三神特別共同企業体
<外構など>村上建設
敷地面積 10,365.48㎡
建築面積 5,337.85㎡
延床面積 12,809.22㎡
階数 地上4階
構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造
竣工年月 2021年2月

特長

建物の特徴

「芸術文化観光専門職大学」は、芸術文化と観光の2つの視点から地域活性化を学ぶ日本で初めての大学として、2021(令和3)年4月、兵庫県豊岡市に開学。また、国公立大学では初となる、演劇・ダンスの実技を本格的に学べる大学としても注目されている。本館と実習棟からなる学舎の外観は、劇場のプロセニアムアーチを模した大庇により、学生の活動の場を舞台と見立て、その入口を表現。本館の学術情報館(図書室)は、1・2Fの吹抜け空間に大階段を設け、階段下でさまざまな催しができるスペースを設置。実習棟は講堂兼劇場、小劇場、スタジオなどで構成、演じることから大道具制作、マネジメントといった舞台芸術にかかわる一連の流れを学べる環境が整備されている。

トイレの特長

だれもが気兼ねなく利用できるトイレを目指し、障がい者などに配慮した「バリアフリートイレ」に加え、性別を問わず利用できる広めの独立した「だれでもトイレ」を本館の1・2・4Fと実習棟1Fに設置。男女別トイレのスペースは、他大学の芸術・観光系の男女学生比率を参考に、女性トイレを広めに確保している。すべてのトイレに照明付鏡、男女別トイレには全身鏡を設置。加えて女性トイレにはスタイリングコーナーも設けている。また、用足し時のプライバシーに配慮し、ウォシュレットは擬音装置「音姫」が内蔵されたエコリモコンを採用。さらに本館4Fは、だれでもトイレの近くに男女共用で利用できる更衣室も設置するなど、性別を問わずさまざまなニーズに対応できるよう整備している。

採用商品

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