「笠松中学校」は、岐阜県羽島郡笠松町にある唯一の公立中学校。築34年経ったトイレは老朽化が進み、改修が実施された。改修にあたっては、学校トイレのあるべき姿を追求するため、PTAが中心となって「笠松中学校トイレ研究会」を発足。生徒からのさまざまな要望が反映されたトイレ改修が実現された。

建築概要

所在地 岐阜県羽島郡笠松町弥生町1
施主 笠松町
設計 三翠建設コンサルタント株式会社
施工 西垣ポンプ設備株式会社
株式会社サンセキ
敷地面積 21,277㎡
建築面積 10,757㎡
延床面積 36,452㎡
階数 地上4階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年2月

特長

改修の経緯

1947(昭和22)年に開校した「笠松中学校」は、岐阜県羽島郡笠松町にある唯一の公立中学校。校区の笠松小・松枝小・下羽栗小の3つの小学校から生徒が進学してくる。築34年経ったトイレは老朽化が進み、生徒会には「水漏れや水道前のタイルの剥がれが気になる」「トイレがすごくにおうので改善して欲しい」などのトイレ改修に対する声が多く寄せられていたため、PTAとの話し合いを経て、笠松町にトイレ改修の要望書を提出。このたびトイレ改修が実施された。改修を実施するにあたっては、生徒、教職員、自治体、PTA、地域住民、専門業者の6つの視点から、学校トイレのあるべき姿を追求するため、PTA会長が中心になって「笠松中学校トイレ研究会」を発足。要望を満たす改修の計画が遂行された。

トイレの特長

改修にあたっては、生徒からの要望であった「和式トイレは残さず、すべて洋式にすること」「トイレのカラーやデザインについては落ち着いた雰囲気でベージュや木の色合いとすること」「ボランティア委員会等学校で育てている植物を置く台を設置すること」「設置清掃道具の収納スペースを広くすること」などのさまざまな意見を反映。「笠松中学校トイレ研究会」の提言を活かし、生徒みんなの思いが結実したトイレ改修が実現された。また、災害時には地域住民の避難所となることも視野に入れ、男女トイレにひろびろトイレを各1ヶ所ずつ設置。さらに、すべてのトイレにウォシュレットを設置し、老朽化対策だけではない、快適なトイレ空間に生まれ変わった。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE