創立140年以上の歴史を持つ「横浜市立田奈小学校」。築約40年が経過した校舎は、約20年前に改修を行っていたが、トイレ環境においては、さまざまな課題が存在していた。このたび、各階1ヶ所のトイレに、洋式化、乾式清掃化をはじめとする市の指針に則った改修を実施。将来を見据えた環境整備が行われた。

建築概要

所在地 神奈川県横浜市青葉区田奈町51-13
施主 横浜市
設計 公益財団法人 横浜市建築保全公社
施工 <建築>株式会社芳垣建設
<設備>有限会社佐藤工業所
敷地面積 9,849㎡
建築面積 2,448㎡
延床面積 6,456㎡
階数 地上4階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年10月

特長

改修の経緯

「豊かで調和のとれた子の育成~たくましく生きる人・なかよく生きる人~」を学校教育目標に掲げる横浜市立田奈小学校は、「恩田学舎」として1873(明治6)年に開校した創立140年以上の歴史を持つ小学校。築約40年が経過した校舎は、約20年前に改修を行っていたが、トイレ環境においては、大便器は和式便器中心で、床に段差がある、小便器は床置式、壁・床がタイル張りで湿式清掃を採用している、また給排水設備の老朽化が進んでいるといった、課題が存在していた。このたび、第一校舎西側の各階1ヶ所のトイレに、洋式化、乾式清掃化をはじめとする市の指針に則った環境改善のための改修が行われた。

トイレの特長

改修対象のトイレには、全ブースに洋式便器を設置。小便器と洗面器の水栓金具は、衛生面、感染対策に配慮し非接触タイプの自動洗浄小便器と自動水栓を採用している。また、災害時に避難所となることを考慮し、1F職員用トイレの男女トイレ内に、オストメイト配慮器具を備え、車いす使用者も使いやすい広々とした多機能トイレを、各1ヶ所設置。ベビーチェアやフィッティングボードも備え、災害時だけではなく学校行事で訪れる保護者や来訪者にも使いやすい設備を完備している。さらに、児童用トイレにも手すりを設置したひろびろブースを男女トイレ内に各1ヶ所ずつ設置し、個別支援学級の児童へも対応できるように整備されるなど、将来を見据えた環境整備を行った。

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