「松田町立松田小学校」は、文部科学省「木の学校づくり先導事業」の支援を受け、準耐火構造による木造3階建て校舎として建替えられた。トイレは、鉄筋コンクリート造のコア棟に設置。環境や衛生性に配慮された充実の設備とともに、各階にみんなのトイレを配置。今後の木造学校の手本となる学校施設が誕生した。

建築概要

所在地 神奈川県足柄上郡松田町松田庶子204
施主 松田町
設計 前田建設工業・計画・環境建築・類設計室・関野建設 設計・建設共同企業体
監理 計画・環境建築・類設計室 監理共同企業体
施工 前田建設工業・関野建設 建設工事共同企業体
敷地面積 10,924.05㎡
延床面積 6,383.56㎡
階数 地上3階
構造 木造、一部鉄筋コンクリート造
竣工年月 2022年2月

特長

建物の特徴

「松田町立松田小学校」は、老朽化により、改正基準法に則った1時間準耐火構造による木造3階建て校舎として建替えられた。文部科学省「木の学校づくり先導事業」の支援を受け、公立学校としては全国で4例目となり、松田町産の木材のほか、神奈川県産木材を取り入れた。新校舎のコンセプトは「松田と共に育つ 新しい学びの樹」。木育ワークショップを開催し、子どもたちと創り上げた昇降口の内壁にも、町産材(学校林)を活用。豊かな感性を育むため、木と親しむ工夫が校舎全体に盛り込まれている。鉄筋コンクリート造の体育館棟にも、V字登り梁により、木に包まれた環境を創出。木の温もりに満ちた、今後の木造学校の手本となる新しい時代の学校施設が誕生した。

トイレの特長

トイレの場所は、防火・耐火の観点から、他棟への延焼を防ぐ鉄筋コンクリート造(壁等)のコア棟に配置。校舎や体育館、どちらからもアクセスが可能となっている。教育環境の充実に加え、新校舎は地域拠点の役割も果たすことから、各階に性別を問わずだれもが安心して利用できる「みんなのトイレ」を配置。車いす使用者など、さまざまな身体状況に配慮した設備が備えられている。水まわりの設備には、節水型のパブリックコンパクト便器・フラッシュタンク式や自動洗浄小便器、さらに水の止め忘れを防止し、非接触で使用できる自動水栓を選定するなど環境への配慮が充実。さらに、衛生面においても安心して利用できる設備が整えられている。

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