愛知県大府市では、老朽化した2つの保育園を統合し「大府市立吉田保育園」を新設。バリアフリーな平屋建ての新園舎に、充実した保育環境を実現した。トイレは、年齢、成長に応じた最適な器具選定と設置高さの設定を実施。保育士や園児の動線に配慮されたレイアウトを実現、安心して楽しく使える環境を整備した。

建築概要

所在地 愛知県大府市馬池2ー123
施主 大府市
設計 株式会社 青島設計
施工 <建築>大明建設株式会社
<設備>株式会社三晃空調 名古屋支店
敷地面積 5,096.94㎡
建築面積 2,037.43㎡
延床面積 1,941.67㎡
階数 地上1階、地下1階
構造 鉄骨造
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

愛知県大府市では、築49年の吉田保育園と築48年の米田保育園の老朽化により、2つの園を統合した形として「吉田保育園」を新設した。新園舎は、バリアフリーな平屋建てとなっており、L字に配置された建物からは園内を見渡すことができる。そのほかにも、南面採光を確保した13の保育室をはじめ、再生可能エネルギーを利用する太陽光発電設備・省エネ機器の導入、防犯カメラの設置など、充実した保育環境を実現するとともに、安心・安全に配慮した建物となっている。受け入れ定員は180人程度とし、さらに、子育て支援も充実させるため、これまで統合前の両保育園では実施していなかった一時的保育事業を実施。地域の子育て拠点としての機能も備えている。

水まわりの特長

トイレおよび水まわりには、0歳児から5歳児まで、各年齢、成長に応じた最適な器具選定と設置高さの設定が実施されている。さらに、保育士や園児の動線、おむつなどの収納場所の確保など、実際の使い勝手に配慮されたレイアウトとなっている。また、自分でトイレができる子が出てくる1歳児トイレからは、保育室とトイレをガラス窓で仕切り、保育室から保育士が中の様子を伺うことができるようにすることで、保育士と園児双方ともが安心して利用のできるトイレ空間となっている。各保育室とトイレには年齢ごとにテーマカラーを設定し、クラス年齢(学年)が上がる自覚を持つことができるような工夫もされるなど、楽しく使えるように配慮された空間が実現されている。

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