「北九州市立大学」では、トイレ改修にあたり学生を中心に全員女性で構成される「女子トイレ改善プロジェクト」を発足。TOTOも発足当初からアドバイザーとして携わった。「本館」では、女性トイレに隣接する男性トイレ・多機能トイレもあわせて改修を実施し、プロジェクトによる提案内容を生かした改修が進められた。

建築概要

所在地 北九州市小倉南区北方4-2-1
施主 公立大学法人 北九州市立大学
設計 株式会社大屋設計
施工 有限会社簾工務店
建築面積 5,227.88㎡
延床面積 25,352.02㎡
階数 地下1階、地上14階
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2020年12月

特長

改修の経緯

「北九州市立大学」は、1946(昭和21)年創立の公立大学。学習環境の改善を進める当校では、2019年度に学長指示により学生を中心に、職員やアドバイザーも全員女性で構成される「女子トイレ改善プロジェクト」を立ち上げた。女性トイレの現状や問題点の列挙、改善案の検討をし、トイレ改修に要望を盛り込めるように、報告会を実施。TOTOも発足当初からアドバイザーとして携わり、学生の気づきや改善案に対しアドバイスやレイアウト提案を行った。「本館」では、女性トイレに隣接する男性トイレ・多機能トイレもあわせて改修を実施し、2020(令和2)年12月に竣工した。今後も、プロジェクトによる提案内容を生かした改修が進められる予定である。

水まわりの特長

改修以前は全体的に暗いイメージで和式便器も多く設置されていたが、今回の改修により内装を一新し、明るい印象に改修。大便器は、すべて洋式便器に変更してウォシュレットも設置。さらに「教科書を持って移動する学生や荷物の多い就活学生」から荷物置き台やフックの設置などの要望が多く上がっていたため、大便器ブースにライニングやフックを備え、男女トイレ1ヶ所ずつにフィッティングボードも設置し、荷物配慮を充実させた。また、改修前にはなかったスタイリングコーナー、フィッティングルームが女性トイレ内に設置され、多く意見が上がっていたLED付化粧鏡を採用。随所に、プロジェクトによる提案内容が盛り込まれたトイレ環境が実現した。

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