梅花女子大学 緑風館

改修の経緯

1878（明治11）年に創立された大阪で最初の女学校「梅花女学校」を前身とする「梅花女子大学」は、現在では、4学部9学科を有する総合大学である。創立以来、愛と奉仕の精神を備えた自立した女性の育成を目標に掲げている。「チャレンジ＆エレガンス」をスローガンとし、さまざまな問題に果敢に立ち向かい解決できる「チャレンジ」精神と、品性と思いやりある「エレガンス」を兼ね備えた女性像を目指している。「真におしゃれな女性」となるため、上品で、洗練された特別な時間をキャンパスで過ごすことで、感性を磨いて生涯輝いてほしいという願いを込めて、キャンパス整備を推進。このたび学生の憩いの場所でもある、緑風館のカフェテリア「Boîte à Bijoux」をリニューアルした。

トイレの特長

モダンデザインの父と呼ばれるウィリアム・モリスデザインの壁紙やヨーロッパの建築様式を取り入れた優美な空間意匠。安心して利用できるように、すべての大便器ブースを内壁で施工し個室感を高めている。また、荷物配慮としてブース内には荷物棚やフックを設置。さらに、バリアフリー配慮の点から、車いす使用者やさまざまな利用者に配慮して、L型手すりとはね上げ手すりを設けたひろびろブースを1ヶ所設置し、着替えにも対応できるよう、フィッティングボードも備えている。また、「真におしゃれな女性」という凛としたイメージを背景としたスタンディングタイプのスタイリングコーナーには、鏡の周囲にLEDライトを配した女優ミラーを設置。トイレ空間の中でもひときわ華やかな存在感を感じさせる。