- ―― 器具の組み合わせ以外に、空間のプランがいくつかあるようですね。
- 三石 はい。多くのバリエーションを用意しています。なかには、テラスに出られる窓を付けるプランもあります。空間的に変化がほしいとき、こうしたプランで対応できればと思っています。庭を眺められたり、風呂から直接外に出て風を楽しめるなんて、ユニットバスではめずらしいでしょう。建築サイドでの制約条件も多少はありますけれど。
- ―― ユニットバスでここまでの需要がありますか。
- 三石 性能的にいうと在来工法のものよりもユニットバスのほうが、たとえば防水性能が高いとか、冬場冷たくないとか、施工が簡単・確実など、意外にメリットはたくさんあるんです。そのメリットを生かしながら、今までユニットバスではできなかったことを、中高級ゾーンのユニットバスとしてここまで在来工法の空間に近づけたことは、評価されると思います。
- ―― 設計者にも喜ばれるといいですね。
- 三石 やはり施工が短期間という点は、設計者や工務店に高く評価してもらえると思います。それにトラブルが少ない。設計の手間もかなり省けます。施工見積もりも提出が速くなりますから。
でも、やはりポイントはお客さまの満足度が高くなるところだと思っています。





