「住宅展示場の時代は終わった」と中島さんは言う。「今までにない、新たな集客方法が必要だ」というマーケットの読みがある。さまざまな試みは顧客との距離を縮めるために打たれているようにみえる。
顧客との距離が近い。「いつでもお客さんを連れてきてウチを見せていいよ」と声をかけてくれた施主が200組もある。これが仕事の結果としてある。「神奈川県内で現在年間3万戸の住宅が建つ。北欧の1国分以上」。社員には「ここは世界一よいマーケットだ」と語る。「規模は求めていない」。目標は年3%シェア。
職人も不足していない。2代目が育っている。現場の環境が整ってきた。アフターサービス部門の人員も倍増した。手は着々と打たれている。
最後に、三栄ハウスが採用している畳を見せてもらった。化学物質の使用を最小限に抑えた畳。昔ながらの、みごとな畳。感性にしみ通ってくる。





