断熱リフォームをすることで寒暖の差を軽減し、気温差の少ない快適な暮らしを実現できます。そのため、ヒートショック対策やカビによるアレルギー疾患などの予防、つまり健康的な生活にも有効です!
ヒートショックとは❔居室ごとの「温度差」によって体に起こる悪影響のことで、急激な血圧の変化をきっかけに心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などを引き起こすことがあります。寒くなる冬場の発生率が格段に高く、特に血管の老化が進む高齢の方は注意が必要です。
建物内外の熱の移動を遮断する「断熱」。 断熱リフォームとは、一言でいえば夏涼しくて冬温かい住まいの実現です。このページでは断熱リフォームについて以下の内容をご紹介しています!
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断熱性が高い家と低い家とでは室内の温度がまったく違い、様々なメリットがあります!具体的なメリットは大きく次の3つです。
健康的な生活の実現
断熱リフォームをすることで寒暖の差を軽減し、気温差の少ない快適な暮らしを実現できます。そのため、ヒートショック対策やカビによるアレルギー疾患などの予防、つまり健康的な生活にも有効です!
ヒートショックとは❔居室ごとの「温度差」によって体に起こる悪影響のことで、急激な血圧の変化をきっかけに心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などを引き起こすことがあります。寒くなる冬場の発生率が格段に高く、特に血管の老化が進む高齢の方は注意が必要です。
住居の劣化防止
結露によるカビ、腐食による住居の劣化を防ぐことができ、住居の寿命を延ばすことにつながります。室内外の寒暖の差が結露の原因ですが、カビや腐食による住宅の傷みを抑えられれば長く住まう上では修繕費の削減や、仮に売却する場合は価格面でもメリットを得られます。
光熱費の削減
冷暖房の効きがよくなることによって光熱費を削減することができるのがメリット。光熱費の削減は日本では化石燃料の消費量を減らすこととほぼイコールで、エコな暮らしを送ることが可能になります。
❔一戸建てではどこから熱が出入りしているの❔
●窓
家の中でも窓は特に熱の出入りが大きく、外気温の影響が大きいのは寒暖の厳しい季節に窓際に近づくだけで体感できますよね。窓などの開口部を通して冬に暖房の熱が逃げる割合は52%、夏の冷房中に熱が入って来る割合は74%というデータも。窓の断熱性を高めることは、温度差をなくすことだけでなく、結露を減らす効果も期待できますよ。
窓の断熱リフォームは大きく3つの方法があります。
1.サッシの交換 | 2.カバー工法 | 3.内窓をつける | |
方法 | サッシ枠、窓ガラスすべてをリニューアルする | 既存のサッシ枠の上から新しいサッシをかぶせて取り付ける | 既存のサッシの内側にもう一つサッシを取り付けて二重窓にする |
メリット | 内観、外観をリフレッシュできる | 室内から施工可能で、雨戸つきの窓にも対応でき、数時間から半日と工期が短い | 室内から施工可能で、工期は数時間 断熱・防音効果が高く、結露を低減できる |
デメリット | 外壁を一部壊す必要があり、費用工期が膨らむため、外壁工事と併せてリフォームするのがおすすめ | 既存の枠に新しい窓枠をかぶせるため、ガラス面の大きさは一回り小さくなる | 窓の開閉が二重となるので、手間が増える |
●居室・廊下
床下、壁の柱間や壁の内側、天井裏に断熱材を入れて冷気・熱を遮断することによって、快適な居住空間に生まれ変わります。床・壁・天井すべてをリフォームする必要があるわけではないので、気になるところをリフォーム店にも相談して、たとえば効果が高そうな壁だけ断熱するのもよいでしょう。
床・壁・天井の断熱リフォームは “はがす”方法と“はがさない”方法があり、その2種類の方法をご紹介します。
”はがす”方法
床材や壁材、天井材をはがして断熱材を入れる方法です。
メリットは、はがしてリフォームする分、床材、壁材、天井材を新しくできることです。デメリットは、大がかりな工事になるため工期・費用もふくらむことが多いです。
床の場合は、家具の移動が必要になり、リフォーム規模によっては仮住まいが必要なこともあります。
壁の場合は、室内側から施工する場合と外壁側から施工する場合がありますが、外壁側から施工する場合は外壁を新しくできますし、窓も一緒にリフォームできるメリットがあります。デメリットは足場を組むので、工事が大がかりになることと、天候の影響を受けやすいことです。
“はがさない”方法
床材や壁材、天井材をはがさずに断熱材を入れる方法です。“はがす”方法と比べると工期は短く、費用も抑えられますよ。
室内側から壁に貼り付けるタイプの断熱材の場合は、部屋が多少狭くなりますが、手軽に工事ができるのがメリットです。床や天井のリフォームをする場合は床下、天井裏にもぐれるスペースを確保できる必要がありますので、リフォーム会社に確認してもらいましょう。
●水まわり
古いお宅では特に水まわりは寒い北側に配置していることが多いもの。肌を露出するトイレや、服を脱ぐ洗面脱衣室、浴室ではヒートショックを防ぐために特に断熱には気をつけましょう。
窓や床壁天井の断熱に加え、システムバスにリフォームすることも断熱性を高めることができるのでおすすめです。
TOTOのシステムバスなら
W断熱構造で冬場でも“ヒヤッ”としない床に加え、壁、天井と浴室全体を断熱材で包みこむことで、温度低下を抑えられます。また、入浴前に浴室暖房機や浴室換気暖房乾燥機で浴室内を温めておけば、冬場も快適。さらに、洗面所暖房機をセットで設置すると温かな浴室と洗面所の温度差を抑え、お風呂上りのヒヤッと感を解消することができるのでおすすめです。
※一部シリーズのほっカラリ床はオプションです ※壁・天井の断熱材、暖房換気扇・浴室換気暖房乾燥機・洗面所暖房機はオプションです
マンションは気密性が高いため、一戸建てと比較すると断熱の必要性が低いと思われがち。しかし、北や西向きの部屋、隣戸がなく外気に直接面する窓や壁は外気温の影響を受けやすいため、断熱リフォームによって快適さが増します。
では、マンションでできる断熱リフォームにはどんなものがあるしょう?
●窓
マンションでもやはり窓は、外気温の影響が大きく暑さ寒さを感じやすい部分。気密性が高く、外気との温度差が出やすいマンションでは、結露が起こることが多いです。窓をリフォームすることで快適性がぐんと増し、結露も防止できますよ。とはいえ、マンションの窓の外側は共用部となるため、リフォームすることができません。
内窓であれば室内側の工事となるため、マンションでも施工可能。現状のサッシの内側にもう一つサッシを取り付けて二重窓にする方法をご検討いただけます。工期が数時間で済みながら、断熱・防音効果が高く、結露を低減できるというメリットの一方で、窓が二重となるので、開閉操作の手間が増えるデメリットがあります。
●居室・廊下
外壁に接する面が多い角部屋や、北側・西側の居室は特に寒暖差を感じやすいもの。マンションの外壁は共用部のため、リフォームはできませんが、室内側から断熱材を施工することによって断熱性がアップし快適さが増しますよ。
最下階の住居や、最上階の住居は合わせて床下、天井裏の断熱もおすすめです。
リフォームに関する情報をテーマごとに2分の動画にまとめました! 「リフォームについて簡単に動画をみて知りたい!」「リフォームについてまずは基本のポイントをおさえたい!」 という方はぜひこちらのページから動画をご覧ください♪
テーマ別リフォームのヒント
Q.
断熱リフォームのメリットを教えてください。
断熱性を高めることによって冷暖房費を抑えることができます。加えて、結露によるカビの予防やいわゆるヒートショックの対策など、建物の寿命や健康へのメリットなども得られます。
詳細はこちらをご覧ください。
Q.
どのような断熱リフォームがおすすめなのか教えて下さい.
開口部を通して冬に暖房の熱が逃げる割合は52%、夏の冷房中に熱が入って来る割合は74%というデータもあり、家の中でも特に熱の出入りが大きいため、窓の断熱リフォームはおすすめです。
詳細はこちらをご覧ください。
Q.
断熱リフォームをお願いできる業者を見つけたい
TOTOがおすすめする”あんしん”のお店であるリモデルクラブ店はこちらから探すことができます。断熱工事が得意等の条件で絞り込みも可能です。
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