全体のリフォームや、商品丸ごと交換ではなく、例えばキッチンならばコンロや換気扇フード、洗面化粧台なら水栓、トイレならウォシュレット等、一部の器具を交換する工事です。
#リフォーム成功のヒント
「水まわりが汚れてきたな」「大分使って古くなってきたな」と感じたとき、そのまま使い続けるか、器具交換をするか、思い切って空間含めてリフォームするか悩みますよね。ここでは、どういうタイミングでどのように判断するといいのか、ヒントになる情報をお伝えします。
そもそも器具交換とリフォーム、どこが違うのでしょうか。
器具交換とは
全体のリフォームや、商品丸ごと交換ではなく、例えばキッチンならばコンロや換気扇フード、洗面化粧台なら水栓、トイレならウォシュレット等、一部の器具を交換する工事です。
リフォームとは
リフォームと一言にいっても、規模は様々。ここではキッチンを例に、3つの規模に分けてご紹介します。
A)本体交換リフォーム | B)内装まで含めたリフォーム | C)間取りや水まわりの位置変更を伴うリフォーム |
キッチン本体を丸ごと交換リフォーム | 本体交換に加えて、床壁天井の空間全体も一新するリフォーム | キッチンの位置やレイアウトを変えて、お部屋からの動線を良くしたり、空間を広くするなどの大規模リフォーム |
● 1になった方 ⇒ 思い切って大規模リフォーム!?
家族構成や暮らし方に合わせて、間取りや収納計画から見直した大規模リフォームはいかがでしょうか。新しく生まれ変わった空間で暮らし方も一新。
● 2になった方 ⇒ 内装リフォーム含めた空間丸ごとリフォームはいかが
水まわりの商品交換と一緒に床・壁・天井も含め、空間を丸ごとコーディネートしてリフォームはいかがでしょうか。デザインが変わることで、使い勝手だけでなく気分も変わりますよ。
● 3になった方 ⇒ 水まわりの商品交換で使い勝手を向上しては?
水まわり商品を丸ごと交換するリフォームはいかがでしょうか。機能性や操作性がぐんとアップし、清掃性や収納力等使い勝手も良くなりますよ。
● 4になった方 ⇒ 器具交換で性能アップ!
一部器具交換をして使い勝手を向上してみては。一部分だけでも最新の機能を取り込むことで使い勝手が良くなります。
● 5になった方 ⇒ 定期点検で、今後の器具交換、リフォームに備えよう
まだまだリフォームしなくても大丈夫そう。今の使い勝手・性能を維持するために定期的に点検を実施するといいですね。
ポイント1. 使用年数
器具交換とリフォームのきっかけで一番多いのが器具の故障。使用年数が長くなると、故障が多発する恐れが出てきます。一般的には、新品から15~20年経過した頃が器具交換かリフォームの実施時です。
どれくらい使用したところで何をするのか、ざっくりとした目安は以下となります。
10~15年の間が、器具交換にするか、リフォーム(本体交換)にするかの判断のしどころとなります。
ポイント2. 家族のライフステージ
ご家族の世代と家族構成の変化も大きく関わってきます。
<子育て世代(若年)・共働き世代(中年)>
快適に家事や子育てができ、安心して子どもが過ごせるお家へのリフォームはもちろん良いですが、今後、家族構成やライフスタイルが変化する時期に間取り変更などの大規模リフォームのタイミングが来るかもしれません。築年数との見合いにもよりますが、まずは器具交換で使い勝手を向上し、段階的にリフォームを計画するのもおすすめです。
<シニア世代>
今後への備えが気になる時期です。器具交換による使い勝手の向上も良いですが、将来の備えとしてのリフォームを検討するタイミングでもあります。手すりの設置や段差解消には下地工事が必要な場合もあるので、内装含めてリフォームを実施するのも良いですね。万が一に備えるなら、水まわり空間を広くするなどの大規模リフォームも必要となります。器具交換、リフォームいずれを実施するにしても新しい商品の使い方や機能に慣れるため早めの実施がおすすめです。
子どもが増える、子どもが独立する、親世帯と子世帯が同居する……こうした家族構成の変化はリフォームに最適なタイミングです。間取りや生活導線の変更、それぞれのプライバシー確保などを考える必要が出てきます。
ポイント3. 費用対効果
器具交換より、当然リフォームのほうが費用がかかります。費用をかけることで、どんな暮らしが実現されるかのバランスも重要です。
器具交換でも、省エネ性や清掃性は向上しますが、さらに性能向上や快適性を追求するならリフォームがおすすめです。
<A.本体交換リフォーム>
例えばトイレ、洗浄水量が減って節水になる等、機能向上の度合いがアップ。
<B.内装まで含めたリフォーム>
快適性が向上し、空間ごとキレイになります。空間全体のコーディネートもできて、お好みのデザインに。内装を張り替える際に下地も一緒に入れておけば、今後手すりをつけるときの準備もできます。
<C.間取りや水まわりの位置変更を伴うリフォーム>
暮らし方に合わせて理想の空間を作り上げることができます。レイアウトを変更するだけでも使い勝手は劇的に変化。例えばキッチンを壁づけからアイランドに変えると、お料理する際の過ごし方も変わりますね。
機能性や快適性はもちろん向上させたいですが、検討する上でリフォーム費用は大事なポイント。以下のように、規模が大きくなるにつれて、費用が増えてきます。
器具交換 < A.本体交換リフォーム < B.内装まで含めたリフォーム < C.間取りや水まわりの位置変更を伴うリフォーム
お得にリフォームするために、各種支援制度や補助金を賢く活用しましょう。
1. 家族のライフステージ変化で決断
Before
After
2. 費用対効果を考えて決断
Before
After
そのまま使い続けるか、器具交換にとどめるか、思い切ってリフォームするか。さまざまなポイントを踏まえて、総合的に判断することが大切です。
判断に迷っている方、不安やお悩みがある方は、お気軽にリモデルサポートデスクへご相談ください。
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