家づくりをするときに候補に上がる、リノベーション・リフォームという選択肢。新築ではなく、あえて中古物件を購入して自分好みにカスタマイズしていくのが楽しいという話をよく聞きますよね。今回は、日本最大の部屋のインテリア実例共有サイト「RoomClip(ルームクリップ)」のユーザーさんに、実際にリフォームをしてみた感想や、これからリフォームを考えている方たちへのアドバイスをお聞きしました!
小学一年生の娘さんと2歳の息子さん、そして旦那様と4人で暮らしているSatokoさん。「いつかは自分たちの家を」と思っていたなか、上のお子さんが生まれたことをきっかけに、本格的に家探しをはじめました。
「当時、53平米の2LDKの賃貸マンションに住んでいましたが、子ども一人生まれただけで物が増えて手狭に感じていました。そこで家探しをはじめて、新築や建売の購入も検討して、比較して考えたときに『中古物件を買ってリフォームする』という選択肢に行きついたんです」
「リフォームにした決め手は、『立地の良さ』と『理想の家へのこだわり』の両方を予算と照らし合わせたときに、一番バランスが良かったことです」とSatokoさん。
「街中への出勤が便利なように駅がある程度近く、子どもが大きくなったときの学校の選択肢が広がるような土地と家を買うとなると、やはりけっこう見積もりが高くなってしまったんですね。両親からの援助なしでローンを組んで、予算内で新しく家を建てると『こういう家にしたい!』というこだわりの部分を諦めるしかなくなってしまう。じゃあ建売にしようかと検討しても、建売もステキなんですが、やっぱり『私はこうしたい』という部分が出てきてしまう。それで、中古物件を購入してリフォームをすることにしました」
こうしてSatokoさんご家族は、こだわりを詰め込める中古物件探しをはじめていきます。
「まず、住んでいる地域で中古住宅リフォームをしてもらえる会社をネットで検索しました。そのなかから好みのテイストの会社を見つけてそこの勉強会に参加したりしましたね。実際にその会社でリフォームされた方の話も聞いて、お願いする会社を決めたんです。そこから、担当の方といろいろな物件を見に行って……。不動産情報も毎日ネットでチェックしました。それで、この家に決めることができました。当時は主人となかなか休みが合わなくて苦労したのですが、この家はとてもスムーズに決まったんです」
購入を検討する際には、実際にそこに住んでいた方から「ご近所情報」や「風通し情報」なども収集したというSatokoさん。
「当時の所有者の方から『夏は涼しくていいよ』とか、この地域の話など、新築や建売ではなかなか聞けない話を伺うことができました。これから中古物件の購入を考えている方には、所有者さんに住み心地をお聞きすることをぜひおすすめしたいですね。マイナスの面があれば、リフォームで解決できちゃいますから♪」
「キッチンはもともと、リビングから独立して奥まった場所にあったんです。それを、台所に立ちながら子どもの様子が見られるようにとお願いして、キッチンの位置を移動してもらいました。もともと狭いキッチンで、冷蔵庫を開ければもう誰も通れないような配置だったのですが、だいぶ広くなりました」
「家が決まるよりも先に『これがいい!』と決めていたTOTOの病院用流しのシンク。広々としていて子どもと一緒に使えるし、つけ置き洗いにも便利。この黄色いタイルが生活している中で自然に目に入ってくると、気分も上がります。洗濯機も置いているこのエリアには、乾いた衣類をしまう場所も設けて家事動線をラクにしました。朝、顔を洗って、その流れで着替えもできてお気に入りです」
「家具や家電など、もともと使っていた物のおさまりがいいように設計をしてもらいました。たとえばキッチンの食器棚など、家具のサイズを伝えて、ぴったりしっくりくるようにしてもらっています。無垢の床に合わせた、木目が美しい造作家具もお気に入りですね。埋め込み型の本棚や、テレビの上方に取り付けた棚など、中古住宅リフォームならではの自由度の高いこだわりを詰め込むことができました」
リビングの壁は、一面を黒板に。お子さんが絵を描いたり、思い出の写真や季節の飾り付けなどもして楽しんでいる
やわらかくて暖かな浴室
「お風呂はTOTOのサザナです。水まわりはリフォーム時にもちろん全部替えたのですが、キッチンもお風呂も洗面所もTOTOです。この浴室の床は、やわらかくて暖かいほっカラリ床。私はお風呂にこだわりがなかったので、主人の希望で決定しました!キャンペーン中だった浴室暖房換気扇も一緒に取り付けてもらったのですが、冬場子どもと一緒にお風呂に入るときに大活躍しています」
新築・建売・マンション購入と並んで人気のある「中古住宅リフォーム」という選択肢。Satokoさんは、「すでにあるものをもっとよくして、理想のかたちに変化させる」という中古住宅リフォームのいいところを、最大限に楽しんだ家づくりをしていましたね。家づくりにおける予算とこだわりのバランスを◎にしたい方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください♪
すでにおうちやマンションを持っている方は、水まわりといった限られた範囲だけのリフォームもおすすめです!妥協しない家づくりを、ぜひ楽しんでくださいね。
記事提供:
取材したユーザー:Satokoさん
記事作成日:2021/1/28
※このページに書いてある内容は記事作成日時点のものです
リフォーム後の暮らしが見られる写真がいっぱい!
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