

「トイレリフォームの補助金ってどれが使えるの?」「うちも対象になるのかな?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事では、節水トイレや和式から洋式への交換、汲み取り式から水洗式への工事など、トイレリフォームに使える補助金・助成金制度を一覧で紹介します!申請方法や注意点も丁寧に解説しているので、制度を活用してお得にリフォームを進めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね♪
※記事の内容は2025年9月時点での情報です。
目次

トイレのリフォームでは、補助金や助成金が使えるケースがあります。ここでは、対象となる代表的なリフォーム例を紹介します。
節水トイレに交換するリフォームは、補助金や助成金の対象になることがあります。とくに省エネを目的としたリフォームは、補助制度が豊富に用意されていますよ。
たとえば「子育てグリーン住宅支援事業」では、基準を満たした節水型トイレの設置が補助対象に含まれます。節水しながら快適に使いたい方は、制度を活用して賢くリフォームしてみてはいかがでしょうか?
和式トイレを洋式トイレにリフォームする場合、補助金や助成金の対象となる場合がありますよ。バリアフリー化を目的とするなら、介護保険の補助が活用できるかもしれません。
また、自治体によっては「高齢者と同居している」ことを条件に補助金を交付しているケースも!対象となる工事内容や世帯条件は地域ごとに違うため、事前に制度の内容をしっかり確認してくださいね♪
汲み取り式から水洗トイレへのリフォームは、補助金の対象となるケースがあります。下水道への接続工事を含むため、自治体によっては工事費の一部を助成していることも数多くありますよ。
その際は、水洗化の促進や浄化槽の撤去が条件に含まれている場合もあるので要チェックです!水洗トイレは汲み取り式よりも衛生的で、においや害虫の発生を抑えられるので、検討してみてください。
トイレの増設も、条件次第で補助金の対象です。とくに三世代同居を目的とする場合は、国や自治体の制度が使えるケースも!補助の有無は、世帯構成や工事の内容によって変わる場合が多いです。
実際に2階や寝室の近くにトイレを増設すれば、生活動線がスムーズになり快適さもアップしますよ!
| 制度名 | 対象工事 | 対象者 | 補助金額 |
・節水型トイレの導入 | リフォームの場合は全世帯 | 上限40〜60万円/戸 | |
・トイレの増設 | 一戸建て・共同住宅 | 上限80〜160万円/戸 | |
・和式から洋式への交換 | ・「要介護」または「要支援」の認定を受けている方 | 上限20万円/戸 | |
トイレの窓の断熱リフォーム | 全世帯対象 | 上限200万円/戸 | |
工事内容や地域により異なる | 地域・制度により異なる | 上限10万〜200万円/戸(地域差あり) |
制度によっては併用できるものもあり、うまく活用すれば費用の負担を大きく抑えられます。ただし、どの制度も予算が決まっているため、早めに締め切られてしまうことも……。検討中の方は、早めに情報をチェックしておくのがおすすめです。
子育てグリーン住宅支援事業は、省エネ性能の高い住宅の普及を後押しするための国の補助金制度です。新築だけでなく、リフォームも対象に含まれますよ。
節水型トイレの導入やバリアフリー工事をはじめ、リフォームの場合すべての世帯で申請できます。たとえば、トイレに手すりをつけたり段差をなくしたりする工事も対象です!ただし、リフォームでは、開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置の3つの必須工事のうち、2種類以上を実施することが条件です。
対象 | ・リフォームの場合は全世帯 |
| トイレのリフォーム例 | ・窓の断熱改修と組み合わせて、節水型トイレを設置 |
申請の期間 | 交付申請:2025年12月31日まで |
補助・助成の金額 | 5万円(※)~60万円 |
申請の流れ | 1.登録事業者との工事請負契約を締結 |
補助金の申請は、基本的にリフォーム業者が代行してくれるので安心!「子育てグリーン住宅支援事業」では、登録事業者と契約したあとに工事を進め、完了後に交付申請を行う流れです。ただし、補助金申請手続きは登録事業者だけが行えるため、ご利用の際は必ず工事店が本事業に事業者登録を行っているかを事前に確認してくださいね。
申請には、契約書の写しや身分証明書、工事写真などを用意します。書類に不備があると補助が受けられないこともあるので気をつけてくださいね。
長期優良型住宅化リフォーム推進事業は、住宅の性能向上や長寿命化のために設けられた補助金制度です。断熱や耐震、省エネ改修が対象で、トイレの増設やバリアフリー化も含まれる場合がありますよ♪
ただし、トイレの交換だけでは対象にならないので要注意!また、申請には床面積などの条件を満たしたうえで、事前に計画書の作成が必要です。
対象 | 一戸建て・共同住宅 |
トイレのリフォーム例 | ・トイレの増設 |
申請の期間 | 【Ⅰ期】 ・評価基準型 【Ⅱ期】 |
補助・助成の金額 | 上限80〜160万円/戸 |
申請の流れ | 1.インスペクション(調査・診断など)の実施 |
補助金の申請は、インスペクションの実施が最初の工程です。工事内容を決めたら住宅登録を行い、交付申請へと進みます。審査を経て交付が決定すれば、リフォーム工事がスタート!完了後には現地検査や報告書の提出が必要です。
不備があると補助金がもらえないので、書類の準備は慎重に行ってくださいね。スケジュールに余裕を持って進めると◎
介護保険を使えば、トイレのバリアフリー化にかかる費用を抑えられますよ♪対象となるのは「要支援」や「要介護」の認定を受けた方のいる世帯です。たとえば、手すりの取り付けや段差の解消、和式から洋式へのリフォームなどが補助の対象に含まれますよ。上限は20万円で、費用の7〜9割が補助されます。
申請には事前の相談や準備が必要なので、ケアマネジャーや自治体の窓口に早めに確認するのがおすすめです!
対象 | ・「要介護」または「要支援」の認定を受けている方 |
トイレのリフォーム例 | ・和式から洋式への交換 |
申請の期間 | - |
補助・助成の金額 | 上限20万円/戸 |
申請の流れ | 1.ケアマネジャーへの相談 |
まずはケアマネジャーに相談して、見積書や写真などの必要書類を用意します。そのうえで支給申請書や理由書と一緒に保険者(市区町村)へ提出してください。
工事を終えたら、領収書やビフォーアフターの写真を添えて正式な申請へ進みます。住宅の所有者が別の場合は、承諾書の提出もお忘れなく。
窓の断熱リフォームを考えているなら、「先進的窓リノベ2025事業」の活用を検討してみてはいかがでしょうか?先進的窓リノベ2025事業は、省エネ性能の高い窓に改修することで補助金がもらえる仕組みです。ただし、窓の断熱改修に特化した制度のため、トイレのリフォーム(便器交換や内装工事)自体は対象外です。
トイレにある小窓でも、条件を満たせば対象となるケースも!申請時には、工事前の写真や工事請負契約書が必要です。冷暖房効率のアップにもつながるので、気になる方は早めにチェックしておいてくださいね♪
対象 | 既存窓の断熱改修(内窓設置、外窓交換、ガラス交換) |
トイレのリフォーム例 | トイレ窓の外窓交換など |
申請の期間 | 2024年11月22日~予算上限に達するまで |
補助・助成の金額 | 一戸当たり200万円が上限 |
申請の流れ | 1.登録事業者との工事請負契約を締結 |
まずは施工業者が「窓リノベ事業者」として事務局に登録される必要があります。そのうえで、住宅省エネポータルにアカウントを登録し、契約や交付申請を進めてくださいね。
工事前の写真を撮り忘れた場合は補助対象外となるので要注意!補助金は交付決定後に事業者へ振り込まれ、あらかじめ決めた方法で施主に還元されます。
流れや提出物の詳細は、住宅省エネポータルでしっかりチェックしましょう!
トイレの改修を検討しているなら、自治体の補助制度も注目!たとえば東京都府中市の「高齢者自立支援住宅改修給付」では、和式から洋式への便器交換が対象です。
さらに、神奈川県川崎市の「高齢者住宅改造費助成事業」では、ウォシュレットの設置も助成の対象となっています。ただし、制度の内容や有無は地域ごとに違う点に注意してくださいね。
申請の流れ | (例)高齢者自立支援住宅改修給付|東京都府中市 |
例として、「高齢者自立支援住宅改修給付」の申請の流れを見てみましょう!まずは地域包括支援センターに相談し、申込書や図面、写真、見積書などをそろえて事前申請を行います。
工事が終わったあとは、領収書や完了届などを提出して事後申請へ進みます。申請には多くの書類が必要です。手順も細かいため、不備があると受け付けされないことも……。
自治体ごとに内容が異なるため、手続きを始める前に必ずホームページで確認しておくと安心ですよ♪
トイレリフォームを考え始めたとき、「うちの工事にも補助金って使えるの?」「費用はどのくらいかかるの?」といった疑問が浮かぶこともありますよね。そこで、よくある質問を集めました。疑問解消に役立ててくださいね。
A.選ぶタイプによって差があります。
たとえば組み合わせトイレなら4万円台から設置できますが、一体型やタンクレストイレを選ぶと20万円以上かかることがあります。本体価格に加えて工事費もかかるため、内訳を事前にチェックしておくと安心ですよ!
A.工事の内容によってさまざまです。
便座の交換なら30分ほどで終わりますが、和式から洋式への変更やバリアフリー対応の場合は、5日以上かかるケースも。長期間の工事となりそうな場合は、仮設トイレの有無も事前に確認しておきたいポイントです!
A.自治体の補助金が使えることがあります。
制度の内容は地域によってさまざまで、バリアフリー化や省エネ改修が対象となるケースも多く見られますよ!お住まいの自治体の最新情報を事前にチェックしてくださいね。
A.複数の助成金は、組み合わせて使えるケースもあります。
ただし、すべてが併用できるわけではないので要注意!たとえば、介護保険と自治体の補助金は条件を満たせば併用できます。しかし国の制度同士は、同一箇所の工事に重複申請ができません。
たとえば、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」と「住宅省エネ2025キャンペーン」は、同じ工事に対して同時利用できません。申請前に、それぞれの制度のルールをよく確認しましょう!
トイレリフォームには、費用や工事期間、補助制度など気になるポイントがたくさん!なかでも助成金や補助金は、条件や時期によって使えるかどうかが変わるため、早めの確認がとても大切です。申請方法や必要書類を整理しておけば、手続きもスムーズに進められますよ♪
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