トイレの寿命はいつ来る？壊れる前に知っておきたい時期や費用を解説

「うちのトイレそろそろ寿命かな…？」「もう結構長く使っていて交換したいけど替え時がわからない」という方も多いのではないでしょうか？トイレが寿命を迎えて壊れる前に交換時期を知っておくことが大切です。この記事では、便器や温水洗浄便座といった部位別の寿命を見極めるポイントを解説します。トイレの修理・交換、壁や床、天井もまとめてリフォームする場合にかかる費用相場や、それぞれのメリット・デメリットについても解説するので、最後までご覧ください！

目次　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

1．トイレの寿命はいつ来る？

2．【部位別】トイレの寿命と主な不具合

• 便器
• タンク
• 温水洗浄便座
• パッキンや配管の不具合

3．故障する前に！トイレの修理・交換を考えるべきタイミングは？

• 使用期間が10年を超えている
• 不具合が起きている
• ひび割れが見られる
• 取れない汚れが出てきた
• 在宅介護の必要性が出てきた

4．トイレの寿命が来たら必ず交換？ 

• 一体型トイレ・タンクレストイレの場合
• 組み合わせ便器の場合

5．トイレの寿命が来たら修理と交換どちらを選ぶ？ 

• トイレを修理するメリット・デメリット
• トイレを交換するメリット・デメリット

6．トイレの修理・交換・リフォームにかかる費用相場 

• 修理する場合
• 温水洗浄便座／トイレのみを交換する場合
• 壁や床、天井もまとめてリフォームする場合

7．トイレの寿命に関するよくある質問 

• Q：トイレの寿命はどれぐらいできますか？
• Q：どんな症状がでたら寿命が近いサインですか？
• Q：トイレの修理と交換なら、どちらの方がお得ですか？

8．トイレの交換時期を見極めて快適な生活を！

トイレの寿命は、一般的に10年から15年といわれています。しかし、部位によって差があります。

陶器製の便器は割れない限り使い続けられますが、タンク部分は10年、パッキンや配管部分は20年が一般的な寿命の目安です。温水洗浄便座は、洗濯機や冷蔵庫などほかの電化製品と同様に経年劣化するので、同じくらいの耐久性といえます。
また、長年使っていると、トイレにできた傷に汚れが入り込んで掃除しづらくなることも……。「最近、トイレの掃除が大変になってきた」と感じるようになったら、寿命のサインかもしれませんね。

トイレは、ある日突然寿命を迎えるわけではなく、少しずつ劣化が進みます。部位ごとの寿命と主な不具合を把握し、使えなくなる前に対応できるように備えてください。

便器は陶器製なので、割れない限り使い続けることができますよ。しかし、年数が経つと、黄ばみが気になったり、汚れが落ちにくくなったりすることも……。また、ひび割れが見つかった場合、水漏れやひび割れが拡大する可能性があるので、交換を検討してください！

タンクも便器と同じく陶器製のものが多いので、割れない限り使えますが、タンク内の部品は消耗品です。そのため、10〜15年くらいで交換やメンテナンスが必要に。「最近、水の流れが悪い……」「水の量が少ない……」と感じるようになったら、タンク内の部品が劣化している可能性があるため、注意してくださいね。

温水洗浄便座は一般的な電化製品とほぼ同じで、寿命は約10年といわれています。ただし、使用頻度によっては「動作不良が起きる」「温水が出なくなる」といったトラブルが起きて寿命が早まるケースもあるので要注意！また、リモコンや便座の自動開閉に不具合が起きた場合は、交換を検討する時期ですよ。

パッキンや配管の寿命は約20年が目安ですよ！普段目に見えない部分なので確認しづらいですが、劣化してくると水漏れの原因になります。「何だか壁や床がじめじめしてきた……」と感じたら、パッキンや配管の劣化による水漏れが発生しているのかも。
放っておくと症状が悪化し、修理箇所が増えて料金もかさんでしまうので、業者に点検してもらいましょうね。

トイレの寿命や交換時期、気になりますよね。快適なトイレ空間を保つために、いくつかのサインを見逃さないようにしましょう。

トイレの寿命は約10年といわれています。便器自体は陶器なので100年はもつといわれていますが、タンク内部の部品や温水洗浄便座は10年を超えると劣化が進んでいる可能性も。
また、多くのメーカーはメンテナンス部品の保持期間を7年としていて、以降は流通しなくなります。その点だけ注意してくださいね。

「水の流れが悪い」「レバーを回しても水が流れない」「手洗い器の水が止まらない」「異音・異臭がある」など、何かしらの不具合が生じた場合は寿命が近づいている前兆かもしれませんね。今は使えていても、放置すると大きなトラブルにつながりかねません。こういった不具合が出てきたら、早めに専門業者に点検を依頼することをおすすめします。

便器やタンクにひび割れを発見したら、交換を考えるべき時期が来ています。寿命とは関係なく、地震などの衝撃で新しい便器でもひびが入ってしまうことも……。
ひび割れた状態のまま便器を使用すると、症状が悪化して水漏れなどのトラブルにもつながります。それだけでなく、割れた陶器でケガをする危険もあるので、安全のためにも早めの交換を検討してくださいね。

「毎日掃除しているのに、なかなか汚れが取れない！」と感じたら、交換を検討するタイミングですよ。長期間の使用で便器の表面加工の効果が失われ、そこにできた傷に汚れが入り込んでしまっているかもしれませんね。
最新のトイレは汚れがつきにくい素材を使用しているものや、掃除機能が充実しているものも多いので、清潔なトイレを快適に使いたい方は交換を考えてみましょう！

自宅で家族を介護する必要が出てきた場合は、トイレのリフォームを検討するのがおすすめですよ。在宅介護では、介助者も入れる十分な広さの確保が肝心！元のスペースにもよりますが、タンクレストイレにすれば空間を広げられるかもしれません。
手すりの設置や段差の解消などのバリアフリー化も含め、将来に備えてトイレ環境を整えておくと安心ですね。

トイレの寿命が来たからといって、必ずしも全体を交換する必要はありません。パーツの一部分だけに不調がある場合は、該当部分の修理だけですむケースも多いです。しかし、タンクレストイレや一体型トイレは部分修理ができず、丸ごと交換になることもありますよ。

一体型トイレやタンクレストイレは、専用パーツが必要なため、メーカーで製造が終了すると修理不可能に。また、パーツがあっても修理費用が高額になりがちです。ただし、節水効果の高いものが多いため、ランニングコストは抑えられる傾向にあります。また、分離型と異なり隙間が少ないた構造のため、日常的なお手入れは比較的楽に行えますよ。保証期間を有料で延長できるオプションサービスを用意しているメーカーや施工会社もあるので、長く使う上で不安がある方は検討してみてくださいね♪

組み合わせ便器の場合は、故障した部分のパーツ交換で修理できるので、タンクレストイレや一体型トイレに比べると修理費用を抑えられますよ。また、組み合わせ便器は流通量が多いため、部品がないという心配もほとんどありません！
修理で対応できる故障ならトイレごと交換する必要はありませんが、使用年数が10年以上経過している場合は、修理よりも交換を検討した方が安くすむことも。最新の便器は節水機能も優れていて、長期的には水道代の節約につながる可能性もあるので、検討してみてはいかがでしょうか？ 

トイレの寿命が近づいてきたとき、修理と交換のどちらを選ぶべきか悩みどころですよね。それぞれにメリット・デメリットがあるので、状況に応じて適切なほうを選択しましょう。

故障した部分の修理だけであれば、交換するよりも費用を抑えられますよ。修理なら短時間で済むので生活への影響も少ないです。使用期間が比較的浅いトイレであれば、修理で十分かもしれませんね。
ただし、10年以上使用している場合は、ほかの部分も劣化している可能性があります。修理箇所が多いと、結局交換より高くなってしまうケースも……。不安な場合は、一度専門業者に点検してもらい、見積もりを出してもらうのがおすすめですよ。

10年以上使用したトイレに不具合が出てきている場合は、一箇所を修理しても次々に問題が出てくる可能性があるので、交換がおすすめですよ。トイレ全体を一新すれば、掃除がラクラクになり、日々のお手入れも簡単です！買い替えにはまとまった費用がかかりますが、最新型のトイレは節水性能に優れた機種も多く、長期的なランニングコストも抑えられます。また、省エネや介護などを目的としたリフォームなら、国から補助金が出るケースもあるので、チェックしてくださいね。

トイレが寿命だなと思っても、修理にするのか交換するのが、それとも内装を含めてリフォームするのか悩みすまよね？それぞれの費用相場を見て、検討の材料にしてくださいね。 

※「ウォシュレット」はTOTO株式会社の登録商標です
※正確な修理料金は訪問の上、故障診断をさせて頂かないと
確定しないため、あくまでも目安となります。詳細はこちら
※複数の故障状況や、離島への訪問修理の場合は
目安料金表に該当しませんのでご注意下さい 

温水洗浄便座を修理する場合は、上記が費用の目安となります。一箇所の修理であれば20,000円前後から対応してもらえるので、不具合の原因・箇所がはっきりしている場合は修理がおすすめですよ。

※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です
※費用は商品代＋工事代
※参考価格・工事期間は、TOTOリモデルクラブ加盟の
リフォーム店を対象に実施した「リフォーム工事見積調査」
の結果をもとに算出しています。詳細はこちら
※23年2月時点での調査結果

温水洗浄便座やトイレのみを交換する場合、上記が費用の目安ですよ。「修理箇所が多いな･･････」と思った方は、こちらを検討してくださいね。工事自体も半日もかからず終わるので、使えない時間もそこまで多くありません。

※費用は商品代＋工事代
※参考価格・工事期間は、TOTOリモデルクラブ加盟の
リフォーム店を対象に実施した「リフォーム工事見積調査」
の結果をもとに算出しています。詳細はこちら
※23年2月時点での調査結果

トイレの交換に加え、壁や床、天井もまとめてリフォームする場合の費用目安はこちらです。便器交換に大きな工事が必要な場合や、トイレ内の設備が古い場合は検討してみてくださいね。汚れに強い床材や、消臭機能のある壁紙にすると、より快適なトイレ空間になりますよ。

「もしかしたらうちのトイレはもう寿命かも……」と思ったら、トイレの寿命に関してよく寄せられる質問を見て、疑問を解消してくださいね。

A：トイレの寿命は一般的に10～15年といわれています。便器自体は陶器製のため100年近く使用可能ですが、タンク内の部品や温水洗浄便座は7～10年、配管やパッキンは20年ほどが目安ですよ。ただし、使用状況によって寿命は変わってきます。

A：水漏れや詰まり、汚れが落ちにくくなる、臭いが気になる、ひび割れがみられるなどが見られたら寿命かもしれませんね。また、10年以上使用している場合や、頻繁にトラブルが発生する場合も交換を検討するタイミングですよ。

A：設置してから数年という場合は修理のみで対応でき、費用も安くすみますよ。一方、10年前後使用している場合は、交換したほうが結果的におトクになるケースが多いです。交換すれば節水効果も期待でき、長期的なコスト削減にもつながりますよ。

トイレの寿命は一般的に10〜15年ですが、部品によって異なります。定期的な点検と適切なメンテナンスで長く使えますが、水漏れや詰まりなどの症状が出たら交換を検討してくださいね。10年以上使用している場合、修理よりも交換やリフォームした方が結果的におトクになることが多く、節水効果も期待できますよ！快適なトイレ空間を実現するためには、専門家のアドバイスがあると安心ですね。
TOTOがおすすめする「あんしん」のリフォーム店であるリモデルクラブ店では、お客さまのニーズに合わせた最適なトイレリフォームプランを提案しています。プロの目線で寿命や交換時期を見極め、理想のトイレ環境を整えましょう！

記事作成日：2025/3/31

※このページに書いてある内容は記事作成日時点のものです

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