

水まわりのリフォームは、住まいの快適さと機能性を左右するため慎重な検討が肝心!この記事では、水まわりリフォームの対象と検討すべきタイミング、費用相場、セットリフォームのメリット・デメリットについて解説。また、利用可能な補助金制度、リフォームの際に押さえておくべきポイントもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
目次
5.【2025年版】水まわりのリフォームで利用できる補助金制度を知ろう

水まわりのリフォームとは、家の中で水を使う場所を改修することです。具体的にどんな場所が水まわりリフォームの対象になるのか解説します。
・キッチン ・浴室 ・洗面所 ・トイレ
水まわりリフォームの主な対象は、キッチン、浴室、洗面所、トイレです。これらの場所は使用頻度が高く、汚れが溜まりやすい傾向に……。また、湿気が多いため部品へのダメージが蓄積しやすいのも特徴です。そのため、老朽化や劣化が進む前に適切なメンテナンスや改修を行うことが重要ですよ。
水まわり設備の耐久年数は一般的に10〜15年程度ですが、使い始めてから10年以上経過したタイミングでリフォームを検討してみるのがおすすめです!実際には10年経っても問題なく使えることが多いですが、目に見えないところで劣化が進んでいる可能性も。
劣化が進む前に対応すれば高額なリフォーム費用を避けられるかもしれないので、早めに検討してくださいね。

費用目安:100~200万円 ※2025年3月時点
工期目安:1~2週間程度
キッチンのリフォームは、システムキッチンへの交換やレイアウトの変更、収納の増設など、リフォーム内容によって費用が大きく変わりますが、100〜200万円程度が相場ですよ。
現状の間取りを活かすなら、100万円未満でもリフォームできることがありますよ。また、マンションの小規模なシステムキッチンなら、比較的低予算ですむケースも。
工期は1〜2週間ほどが目安です。

費用目安:50~150万円 ※2025年3月時点
工期目安:1週間程度
浴室リフォームの費用相場は50〜150万円ほどです。元々スペースが狭くてもユニットバスに交換できますが、予算をかければ、浴室自体のサイズを広げることもできますよ!
工期の目安は長くても1週間ほどですが、古い浴室の撤去や配管の調整が必要な場合は、もう少し時間がかかることがあります。

費用目安:30~70万円 ※2025年3月時点
工期目安:1~4日間程度
洗面所のリフォーム費用は30〜70万円程度が相場です。この費用には、洗面台の交換のほかに床材や壁材の張替えなども含まれます。洗面所は浴室とつながることも多いため、床材や壁材の湿気対策が肝心です!
洗面所全体をリフォームする場合、工事期間は1〜4日ほどですが、この間は水道を止める必要があるので注意してくださいね。

費用目安:30~60万円 ※2025年3月時点
工期目安:1~2日間程度
トイレのリフォーム費用は30〜60万円程度が相場ですよ。ただし、本体の種類やグレード、和式から洋式にするのか、洋式から洋式への変更なのかなどによって変わります。和式から洋式にリフォームする場合、作業工程が多くなり、費用も時間もかかるケースが多いです。
また工事が完了するまでトイレを使用できないので、対策を考えておいてくださいね。
リフォーム店によっては、複数の水まわり設備を一括でリフォームするお得なセットプランを設定している場合もあります!キッチン、浴室、洗面所、トイレなどの水まわり設備をまとめてリフォームすることで、コストダウンと工期短縮ができる可能性がありますよ。
キッチン・浴室・洗面所・トイレのすべてを含む4点セットや、この中から3つを組み合わせた3点セットもありますが、リフォーム店によってセットプランの有無や対応範囲が異なるので、事前に問い合わせてくださいね。基本的には、個々にリフォームする料金とは別のセット料金が設定されています。
水まわり3点セットの費用は、一般的に60〜200万円程度が相場です。ただし、セットの組み合わせ方や建物のタイプ(マンションか戸建てかなど)などによって大きく価格が異なります。
セット内容を確認し、それぞれを個別にリフォームしたときにかかる費用と比較するのがおすすめですよ♪
水まわり4点セットの一般的な費用相場は100〜300万円程度です。キッチン、浴室、洗面所、トイレのすべてを含めたセットプランで、それぞれ個別にリフォームするより費用を抑えられる場合が多いですよ。
費用は選ぶグレードや建物タイプによっても異なり、戸建てのほうが自由度が高い分、マンションよりは費用が高くなる傾向に。また、場合によっては追加工事が必要になり、元々のセット料金に追加で費用がかかるケースもあるので注意してくださいね。
水まわりのセットリフォームは、家族全員が毎日使う大切な場所を一度にリニューアルできる魅力的なセットプランです!ただし、メリットだけでなくデメリットもあるので、それぞれ把握しておきましょう。
◎割安でリフォームできる
◎機種やオプションを選ぶ手間がかからない
◎水まわりのトータルコーディネートがしやすい
◎工事の手間が軽減される
水まわりセットリフォームの最大のメリットは、リフォーム費用を抑えられること!一括施工することでリフォーム業者の人件費や養生費が削減でき、その分が価格に反映されるようになっています。とにかく水まわりのリフォーム費用を低く抑えたいという方には、セットリフォームがおすすめですよ。
✖設備ごとに好きなメーカーや製品を選ぶことはできない
✖工事範囲が決められている
✖追加工事が発生する可能性がある
✖選べる設備やオプションが限られる
リフォーム店にもよりますが、セットプランの場合は施工業者側で組まれているリフォーム内容のものに限定され、設備やグレードを自由に選択できない場合も……。そのため、こだわりの設備を入れたいという方には向いていないかもしれません。
工事内容も限定されていて、キッチンの配置換えや内装の変更などは別料金が必要になることもあります。セットプランを検討する際は、これらの点も踏まえリフォーム内容を施工業者に確認してくださいね。
◎セットプランはこんな人におすすめ
・とにかく価格を安く抑えたい
・機種やメーカーにこだわりはない
・機種やオプションを自分で決めるのはめんどくさい

水まわりのリフォームは快適な暮らしに直結しますが、費用面で悩むことも多いですよね。実は、さまざまな補助金制度を利用することで、経済的な負担を軽減できる可能性があるのです!ここでは、活用できる主な補助金制度をご紹介します。
※2025年3月時点の情報です
子育てグリーン住宅支援事業は、対象となる省エネリフォームにかかった費用の一部が補助される補助金制度です。2025年度から新設された制度で、新築だけでなくリフォームでも活用できますよ。
「子育て」とありますが、条件を満たしていれば子育て世帯ではなくても利用できる制度です。たとえば、浴室のバリアフリー化や高断熱浴槽の導入、エコキュートなどの省エネ型給湯器への交換工事なども補助金の対象です。
最大で60万円の補助が受けられる可能性があるので、エコで快適な家づくりを考えている方にはおすすめです!
在宅介護を目的とした特定のリフォームには介護保険が適用され、リフォーム費用が実質1割負担(上限18万円)となります。水まわりのリフォームでは、和式トイレを洋式トイレに変更する場合などが対象です。
また、手すりの設置や段差の解消などの工事にも適用されることがあるので、事前に確認してみてくださいね。

水まわりのリフォームは快適な暮らしを実現するための重要な投資。しかし、効果的なリフォームを行うためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
水まわりのリフォームにはまとまった費用がかかりますが、長期的には経済的なメリットがありますよ。新しい設備は、節水や節電など省エネ性能が各段に上がっていることが多く、古いものを使い続けるより年間のランニングコストを大幅に抑えられるからです。
たとえば、最新の節水型シャワーヘッドへ交換すれば水の使用量が減り、光熱費の節約につながります。リフォームを行う際は、導入する設備の省エネ性能に注目してみては?
リフォームを検討する際は、施工内容によって追加で工事が必要になるケースも想定しておくと〇。とくに、キッチンの配置換えや間取りの変更を伴う場合は、電気工事や配管工事が別途必要になることがあります。事前に業者と詳細な打ち合わせを行い、追加工事の可能性と費用について確認しておくことが大切ですよ。
リフォームは決して安い買い物ではないので、慎重に検討することが大切!できればカタログを見るだけですませず、メーカーのショールームなどに足を運び、実物を手に取って確認してみてください。実際に触れることで、使い勝手の良し悪しを正しく判断できますよ。
たとえば、キッチンのシンクの高さが自分に合っているか、洗面台の水栓が使いやすいかなど、意外と実際に体験してみないとわからないものです。リフォームした後も長く快適に使い続けるために、手間を惜しまず確認してくださいね。
「水まわりのリフォームが初めて」という方は、悩みや疑問が多いのではないでしょうか?水まわりのリフォームに関するよくある質問とその回答をまとめましたので、よりよいリフォーム計画を立てるための参考にしてくださいね。
A.一般的に、水まわりのリフォームを考えるタイミングは、使用開始から10〜20年が目安です。新築住宅の場合、15年を過ぎた頃から不具合が出やすくなる傾向にあります。「トイレの水の流れが悪い……」「蛇口やシンク下から水が漏れる……」といった症状が現れたら、リフォームを検討する時期です。
A.一般的に、セットでリフォームを行うほうが安くなるケースが多くみられます。複数箇所を一度に施工することで、諸経費をカットできるためです。リフォーム店によって3点セットや4点セットなどのプランを用意している場合があり、これらを利用することで個別にリフォームするよりもコストを抑えられますよ。
A.一部の水まわりリフォームには介護保険が適用されますよ!在宅介護を目的としたリフォームの場合、和式トイレを洋式トイレに変更する工事や、手すりの設置、段差をなくす工事などが対象です。要介護または要支援の認定を受けた方が対象で、工事費の90%(上限18万円)が補助されます。
水まわりのリフォームは、日々の暮らしの質を向上させるための大切なステップ!セットリフォームで費用を抑えたり、各種補助金制度を活用したりすることで、より効果的なリフォームができますよ。ただし、申請時期や条件を事前に確認し、計画的に進めることが大切です。省エネ性能や使い勝手を考慮しながら、長期的な視点で水まわりの改善を検討してくださいね!
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記事作成日:2025/3/31
※このページに書いてある内容は記事作成日時点のものです
リフォーム後の暮らしが見られる写真がいっぱい!


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