洗剤などのストックが並んでいたり、洗濯物が溜まっていたり、何かと生活感が出やすい洗面所。他のお部屋と同じように「インテリアにこだわった洗面所にしたい!」と思ったことはありませんか? 今回は、日本最大のインテリアサイト「RoomClip(ルームクリップ)」から、ホテルライクな理想の洗面所を実現したユーザーさんのインタビューをお届けします。素敵な空間をつくるためのヒントが、きっと見つかりますよ♪
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小学生のお子さんとご夫婦でマンションにお住まいのrodyさん。モダンなインテリアと、こだわりのディテールが素敵なおうちです。家族でゆったりとした時間が過ごせるように、できるだけモノを少なくし、お部屋を広く使えるように心がけているそうです。
「中古のマンションを購入した当時から海外の内装に憧れていたため、モールディング(天井の廻り縁や壁面の装飾)やダマスク柄のアクセントクロスなど、海外インテリアに近づけるよう意識していました。ここ最近は、ヴィンテージ家具の魅力にハマっています」
入居時は壁紙の貼り替えのみで、大掛かりなリフォームは行わなかったそう。実際に住みはじめて数年後、洗面所の使いにくさを感じるようになってきたところに洗面台の水栓が故障してしまい、それをきっかけに洗面所のリフォームをすることになりました。
洗面所を「海外のホテルのような雰囲気にしたい」と思い、ホテルの洗面スペースやいろんなメーカーのカタログから、自分のイメージに合うものを探したというrodyさん。選んだのは、TOTOの洗面化粧台シリーズ「エスクア」でした。
決め手は、多彩なパーツを組み合わせ、セミオーダー感覚でカスタマイズできること。カウンターの薄さや、収納棚内部の材質なども、rodyさんの目指すホテルライクな雰囲気にマッチしたそうです。
「機能的なこだわりとしては、カウンターを広く取って、洗面所を二人同時に使えるようにすること。鏡も洗面カウンター幅いっぱいにすることで、広々とした印象になりました。収納スペースは、子どもが成長するにつれて使い方も変わると思うので、余裕のある収納量を確保することを意識しました」
化粧鏡下の鏡のバックパネルも、空間を広く見せてくれるポイントのひとつです。サイドキャビネットにはグリーンを飾り、さわやかさをプラス。洗面台まわりに置くものを最低限にすることで、ダークグレーの壁紙と白いカウンターのコントラストが引き立ち、モダンな印象をつくりだしています。
rodyさん宅の洗面所をホテルライクな印象にしているポイントは、大きく2つ。1つめは「色」です。洗面所といえば「白」が多いイメージですが、rodyさんはあえて暗めの色を選んでいます。
「落ち着きのある空間にしたかったので、洗面化粧台は暗めの扉色を選びました。扉色と同じような壁紙を探し、空間に統一感を出しています。他の部屋でも基本の壁紙にアクセントクロスをプラスしているのですが、洗面所の一部も同じテイストの明るめの壁紙を採用することで、空間全体が重くなりすぎないようにしています。ソープボトルやゴミ箱など、洗面所の必需品はグレーで統一しました」
もうひとつのポイントは「収納」。鏡裏収納は色が散らかりがちな洗顔料や歯みがき粉などを隠しつつ、使うときにはサッと取り出せるので、生活感を感じさせない洗面所を実現するために欠かせないものです。
さらに大容量のキャビネットで、かさばる洗剤ストックやタオル類もラクラク収納できます。「収納スペースが増えたことで、しかたなく別の場所にしまっていた洗濯グッズを収納できるようになりました」とrodyさん。収納量を増やしたことで家事動線がシンプルになり、家事の時短にも貢献しているんですね!
リフォーム前には洗面台と洗濯機パン(洗濯機の防水パン)の間、そしてドア側にもデッドスペースがあり、使い勝手の悪さや掃除のしにくさを感じていたというrodyさん。
「リフォームするならこのデッドスペースを有効活用したいと思い、洗面カウンターをドア側まで伸ばしました。洗濯機パンも以前のものは大きすぎたので小さくして、洗濯機と洗面化粧台の間の空いたスペースに大きなキャビネットをつけました」
追加された収納キャビネットも含めて、全体の奥行きが揃っていて、統一感・高級感を感じさせるだけでなく、お掃除しにくいスキマがなくなり、使い勝手も良くなっています。
「リフォームするときに意識していた『二人同時に使える洗面所』が実現したことで、洗面所での会話の時間も増えました。洗面化粧台の高さが使いやすく、洗面ボウルの深さもちょうどよくて、水ハネが少ないところもお気に入りのポイントです。掃除がしやすくなったし、夫の釣り道具も洗いやすくなりました」
実際に洗面所をリフォームする際、気になるのは予算との兼ね合いです。rodyさんも、リフォーム前に「妥協」を考えたタイミングがあったそう。
「リフォームの見積もりの後、予算の都合で仕様変更を検討しました。でも、一度リフォームをしたら、その後何十年もその空間を使うことになるんですよね。よく考えて、最初の希望プランのまま進めることにしたんです」
長く使うからこそ、見た目も使い勝手もしっかり考えたいもの。いくつかのポイントで妥協する必要が出てきたとしても、理想の空間をつくるための「最優先事項」はそのまま貫けるようにしたいですね。
最後にrodyさんから、洗面所リフォームを検討中の方へメッセージをいただきました!
「今の時点で不便だと思っているところは、必ず改善することをオススメします。あと、将来的に生活スタイルは変わっていくので、収納は今の必要量にプラスして、少し余裕を持たせるのがいいかもしれません。実際、わが家も未使用の棚がいくつかあります」
洗面所だけでなく、リフォームは「その後の暮らし」を大きく変えていくもの。いろいろなリフォーム事例を知っておくことがきっと役立ちますよ。TOTOのコラム「のいえ〜住まいのヒント〜」では、これまでもさまざまなリフォーム事例をご紹介しています。ぜひ過去記事もチェックしてみてくださいね♪
記事提供:
取材したユーザー:rodyさん
記事作成日:2023/9/25
※このページに書いてある内容は記事作成日時点のものです
リフォーム後の暮らしが見られる写真がいっぱい!
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