150年の家　継承リモデル

古民家再生

トイレの計画にあたっては、日常的な使い勝手の良さと、築150年の古民家ならではの趣を損なわないデザインであることという、二つの大きなご希望を軸にプランニングを進めました。 ①設計 　お施主様が最も頻繁に使用される寝室と、日常的に利用される水まわり空間との動線を意識し、利便性の高い　位置関係でレイアウト。 　また、ご友人の皆さまがお越しになった際にも、プライベートな空間が直接目に触れにくく、かつ皆さまにと　っても使いやすい動線となるよう配慮したプランニングとした。 　また、使い勝手と衛生面の両面に配慮し、トイレ内に手洗い器を設置。 ②デザイン 　内装は、日頃のお手入れのしやすさにも配慮し、和の趣を感じさせるシンプルなデザインと仕様を採用。 　一方で、住設機器には古材を思わせるダークブラウンを効果的に取り入れ、空間全体に落ち着きと風合いを加　えた。 　また、トイレの入口にはあえて大胆に格子戸を採用することで、他にはない古民家らしさを演出し、印象的な　アクセントとした。