東京からIターン。築100年超の古民家を住み継ぐ。

デザインリフォーム

まずはお施主様の一番のご要望の、外観はとにかく復元したいという点をしっかりとヒアリングしました。 ヒアリングを何度か重ねたのち、弊社で全体の生活動線を考えたプランをご提案させていただきました。 LDKを大きな空間とし、そこに薪ストーブを置くことで温かさも循環できるようなプランにしました。 ほとんどおひとりで暮らされるということでしたので、以前は廊下だった部分もすべて取り込んで、トイレも洗面脱衣室もまとめて一緒の空間にしました。 また、薪ストーブの置いてあるお部屋にエアコンもついており、さらに天井が高い部分は5メートル以上ある傾斜天井なので、空気の循環のためにシーリングファンを設置する提案をさせていただき、ご採用いただきました。 その中で、水廻り（洗面脱衣室・浴室）はホテルライクなイメージにしたいというご希望がありましたので、床のタイル張りや浴室の出入り口扉はガラスドアをご提案させていただきました。 提案を気に入っていただき、タイルの選定・ガラスドアの選定を行っていき、今回の浴室が完成いたしました。 以前和室だったお部屋や縁側についても復元したいというご希望でしたので、壁下地は竹小舞組みを行い、塗り壁で仕上げて復元いたしました。縁側部分の建具についても、風合いを残すために以前の建具を再利用しております。築100年以上の物件のため建具のたてりがあまりよくない部分もありましたが、建具屋さんに調整していただき、スムーズな開閉ができるようになりました。