浴室廻りを車イスで利用できる空間に

家族の変化

お客様が保管されていた図面と現状が違う為、新たに既存図面を作成。現作風呂から推察するところ浴室廻りの基礎が窓下までコンクリートであるものと認識。浴槽位置廻りは特に界壁位置変更が難しいものとしてプランニングを開始。入り組んだ廊下は、車イスでの移動が困難であり、介助人の立ち位置が確保できない等問題点が有る為、まずは広い空間を確保できるプランを考えることとした。 結果、洗面所と浴室の位置関係を変更、女性２人でのお住まいで有る為洗面所内にトイレを取り込んでも生活に支障は無いとのことで、トイレを洗面所へ取り込むこととし、元々浴槽が収まっていた凹みを洗濯機置き場に、そして洗濯機前にトイレ入り口引き戸を空中移動させる思い切った発想として広い空間を確保し車イスが転回可能となり、介助者の立ち位置も確保. 寒さ暑さ対策として、既存をそのまま利用する洗濯機後ろの窓とトイレの窓は内窓設置、浴室の窓は最小限の大きさとしLow-Eペアガラス、残念ながら補助金対象とはならないが、勝手口も断熱性能の高いペアガラスでありながらも換気を確保できる際風タイプのものにしました。