【越谷市】ピロティ空間を活用！セミパブリック・リノベーション

機能向上

未活用だったピロティ空間を、交流とくつろぎのためのセミパブリックなラウンジ空間として再構築するリフォームをご提案しました。構造安全性の再評価を行い、基礎および軸組みを含むフレームから設計を見直すことで、新たな用途に応じた耐力性と快適性を確保しています。 空間設計においては、周囲との関係性や光・風の取り込み方を精査し、内と外を緩やかにつなぐ「間」のデザインを重視。素材選定においても、木質系仕上げを基調とすることで、温かみと統一感のある意匠を実現しました。 断熱性能については、床・壁・天井に高性能断熱材を用い、加えて開口部には〈樹脂窓〉Low-E複層ガラスを採用。これにより、冬季の底冷えや夏季の熱こもりを抑制し、年間を通して安定した室内環境を実現しています。空調負荷の軽減にも寄与し、省エネルギー性の高い空間となっています。 キッチンには、寒冷期の使用にも対応できるよう電気温水器を設置。コンパクトながらも機能性を重視し、お茶の準備や簡易な調理に配慮した動線計画としています。 水回りには、TOTO製の最高位モデル「ネオレストLS2」と、意匠性と収納力を兼ね備えた「レストルームドレッサー・プレミアムシリーズ」を採用。衛生機能やメンテナンス性に加え、空間全体の質を高める設備構成としています。