さりげなく、お洒落。そして「転ばぬ先の杖」もプラス

バリアフリー

寒くて冷たいタイルのトイレ。 少しでも使いやすいようにしたい、でも華美にしたくない。 ご夫婦のシンプルな要望に応えるため、階段下で少々制限のあるトイレですが、機能も十分保った快適空間へのご提案です。 ご夫婦ともお元気なので、はじめは「そこまで必要ない」とおっしゃっていましたが、出入口の段差をなくし、手すりを設け、棚付きのペーパーホルダーで手を置けるようにしました。 改修工事後しばらくしてからですが、諸事情で実際にトイレの立ち座りに苦労することになってしまい、手すりがあって便利だったとの感想でした。 これぞ「転ばぬ先の杖」となりました。 壁紙と床材もたくさんある中からいろんなパターンをご覧いただき、「シンプルで」とお聞きしていましたが、お部屋全体のイメージにしつこさもなく、シックにまとめられたと思います。 階段下の為、天井と壁の一部がイレギュラーになっていることで、このデザインがより活かされたと思います。