新たな命が吹き込まれた築100年の家

古民家再生

安定感がありお手入れがきちんとされていたので、外観はほとんど築100年近い日本建築のまま残す方向で施工を進めました。 Point1 家の中は古い建具を活かし、全体の雰囲気はアジアンリゾートのイメージで統一。余計なデコレーションは使わず、亜熱帯の自然を思わせる濃く艶やかな木の質感を全面的に活かしています。 もともと客間優先の間取りで中央に畳の広間があり、生活に関わる空間は北側など北側など暗く寒い位置に置かれていましたが、リノベーション後は壁を取り除いて1つのワイドなLDKに、キッチンはリビング＆ダイニングと一体になり、機能的で洗練された空間へと生まれ変わりました。 Point2 外気の影響を受ける開口部はすべて二重にして樹脂サッシ、天井・壁・床もウレタンパネル断熱を行い、全体があたたかい空間に。断熱性や気密性を上げたため広いLDKですがエアコン1台で十分です。 天井を取り壊して梁を活かし、高さを活かしてロフトを新設しました。アイアン製の螺旋階段も施主様のお気に入りポイントです。 Point3 玄関横に家族専用のシューズクロークやコート掛けスペースを確保しました。そのまま奥に進むと洗面台があり、外から帰ってきてすぐに手を洗うことができるようになっています。