物件全体
キッチン・リビング
トイレ
キッチン・リビング
600万円
トイレ
90万円
総額
690万円
公開日:2022年10月29日
掲載実例の情報は、リモデルクラブ店が⼿掛けた実際のリフォームの内容となります。お客様のご⾃宅の条件、お選びになる仕様、製品によって費⽤、施⼯期間等は異なります。掲載費用は、実例公開時点の金額であり、また税抜き価格となります。
Before
After
Before
After
Before
After
物件全体
キッチン・リビング
トイレ
画一的から唯一の住まいへ変える音楽のような建築を 施主様と母との思い出を損なうことなく、「残しながら変えていく」ことを設計のベースにした。 プランを最小限の変更にとどめ、家具や小物はできるだけ生かした。 一方、内装は大胆にデザインすることに。間取りを見ると「玄関ホールと洋室3部屋」、「和室と洗面室や浴室、トイレなどの水回り」、「LDK」の三つのゾーンがちょうど縦割りのように配置されている。畠山氏は、それぞれに異なるテイストを与えた。 玄関から最初に入る洋室ゾーンは「白」がテーマ。壁や天井に真っ白なクロスを貼り、床も白いフローリングにしてシンプルモダンに仕立てた。玄関に一番近い部屋はテレワーク対応のスペースとした。対照的に、その隣の和室と水回りゾーンは「こげ茶」で家具を統一し、重厚な空間に。そこを抜けると、今度は「木」でしつらえた明るいLDKが広がる。 「出勤などで外出する際、リラックスするLDKからこげ茶の廊下で気分を変え、白の空間で気持ちを引き締めて外に出る。帰ってくる時は反対に、オンからオフへ切り替えながらLDKに至る」と畠中氏。三つのテイストを味わいながら回遊することで暮らしにリズムが生まれ、梁のある生活になる。 LDKのデザインは、ルーバーがメインだ。「京都のお寺や神社、祇園の街並み、嵐山の竹林などをモチーフにした」と話す。京都大の建築学科で学んだ畠山氏は日本建築に造詣が深く、また、施主も神社仏閣を好んだためという。 クロスを新しく張り替えたうえに、天井に「軒」のようにルーバーを張った。壁一面もルーバーで隙間の好きなところに板を挟むと棚になる「可動式ディスプレイ棚」を設けた。合わせて、ダイニングテーブルやベンチなどの造作家具にもルーバーを取り入れた。 「同一の素材やデザインを用いることで建材も家具も一体化し、ルーバーの中にいる雰囲気になる。それが竹林や格子の建物にいるような感覚を引き起こす」 ルーバーの内装や造作家具は長さ3600㎜の胴縁材を270本使用し、大工が手をかけて仕上げた。どこも釘が見えないように工夫していて、マンションの一室とは思えない風情が感じられる。
母との思い出、大好きなハワイへの旅行がよみがえります。 ハワイ語でマーオキオキは縞模様という意味です。 玄関から入ると全体が白い世界で次にトイレを中心にした水回りをこげ茶の世界、最後に光あふれるパインウッド色の空間でしましまに。
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