古民家大規模改修工事

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大きくどっしりとした印象の旧家屋。 暮らし方の違う新たなファミリーにとって、理想のゆったりした暮らしの要素はありました。 普段使い部分のつながりがこの間取りでは取りづらく、大きく変えていく事を前提に計画がスタート。 また、建物の性能（強度、温熱環境）とも十分とはいえません。 その性能も上げつつ、理想の暮らしにつなげる事。これが求められました。

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【大らかにゆったりと】 暮らしの中心は大きなダイニングテーブル。ここでは食事以外にもいろいろな事ができます。 大らかにつながる考えはキッチンにも。 ●キッチン キッチンはペニーシュラタイプに。家具のような立ち上がりのないキッチンは空間の流れを遮断しません。 キッチンには収納が必要です。その収納も横幅のある造り付けに。 ●リビング＋α ダイニングテーブルのある空間は空間的につながったアルコーブの畳小あがり、コージーコーナーとして機能をもったリビングに。空間のアクセントになっています。 繋がりながらそれでいて、個として内にも向き合えるそんな場所です。 コージーコーナーのソファーからの庭の眺めはまるで、車窓からのように。 ●和室は普段使いで 一方、以前の立派な和室は縁側を伴ったゆったりした和室兼寝室に。 内障子を引込としたことでここも庭とつながります。 大きな軒はこの場に直射日光を入れることなく、柔らかなあかりをプレゼントしてくれます。 【大規模改修だから出来る事】 部分的な改修ではできにくい、建物全体の性能を確保していきます。 ●耐震補強 基礎を含めた耐震改修計画で建物を補強。 ●温熱改修 温熱環境も充填断熱＋外張り断熱を施しました。 もともとあった土壁も活かせる部分は活かし、調湿作用も期待できます。 【庭を楽しむ】 ダインングやコージーコーナーから眺めるだけでなく、建物のアプローチも庭を楽しめるように。 玄関までのアプローチは皆で選んだ実のなる果実が植えてあります。 家庭菜園の様子を見ながら、優しく楽しげな季節の移ろいも感じることができます。