新村木材店 設計室 一級建築士事務所の実例詳細
物件全体
トイレ
その他
トイレ
部位別費用不明
その他
部位別費用不明
総額
1100万円
公開日:2019年12月3日
掲載実例の情報は、リモデルクラブ店が⼿掛けた実際のリフォームの内容となります。お客様のご⾃宅の条件、お選びになる仕様、製品によって費⽤、施⼯期間等は異なります。掲載費用は、実例公開時点の金額であり、また税抜き価格となります。
Before
After
Before
After
Before
おばあちゃんが高齢になり、多少歩けるものの、介護を前提とした車いすでの生活を考えなくてはならなくなってきました。そんな中、前回リフォームしたキッチンや浴室、リビングとは別に、おばあちゃんがくつろげる寝室やトイレ、外部への出入口や通路など、車いすに利用に配慮した住空間が必要になってきました。 そこで、おばあちゃんを介護するお嫁さんや、お孫さん夫婦も共に生活する中で、安全で、便利な介護はもちろん、健常者にとっても違和感なく過ごせる快適な住空間を求められました。
After
■前室である畳敷の和室を利用していたおばあちゃんに、車いすが利用できる専用の個室を設けました。 ■道路からの床高が高く、既存玄関からのアプローチが困難だったので、おばあちゃん専用の玄関とスロープを設置しました。 ■リモデル前の狭いトイレを、介護がしやすく、安全なトイレにすると共に、健常者が使っても違和感のないトイレに仕上げ、車いすでも利用できる手洗いを用意しました。 ■安全性や、利便性を求められ、傾斜が急で危険な階段を安全にし、来客時の座敷や、介護時の控え室を確保しました。また、外部には駐車スペースを設けました。
物件全体
トイレ
その他
バリアフリー
車いすのおばあちゃんを介護しながら、家族みんなが楽しく、安全に、快適な生活をおくるための住空間を希望され、特に次の点を要望されました。 ・仏間や、座敷を大切にしながら、専用のおばあちゃん室や、介護のための控え室、介護を考えたトイレを用意し、外部への車いすによる出入りを考えて欲しい。 ・危険で怖い階段を安全にし、登りやすい階段にして欲しい。 これらの要望に応え、次のようなコンセプトで設計、提案をしました。 □動線に配慮した部屋構成□ ■おばあちゃんを中心として、家族みんなの動線を考慮しながら、前回リモデルしたキッチンやリビングをつなぐフリーゾーンと、今回リモデルした多目的スペースとを連続させ、その多目的スペースをコアにしながら、おばあちゃん室や座敷、控え室、トイレ、専用玄関といった、重要な役割を担う各部屋を、その位置関係が最適になるように配置し、リモデルにおけるかぎられたスペースと、構造的に必要な既存性を残しながら、機能的で快適なプランを練り上げました。 □一般便所としても利用できる、介護トイレユニット□ ■介護において重要な役割を果たすトイレは、水洗いが簡単にでき、高い清掃性を保ちながら、昔のようなタイル仕上げの湿式とは違った柔らかさと清潔感を持つ、押入トイレユニットを利用しました。また入口の3枚引き戸により、容易に車いすを滑り込ませることができ、サイドからのアプローチが、介護を安全にかつやり易くしています。ただ、入口の3枚引き戸はユニットバス同様、半透明なアルミ枠引き戸で中が映り込みため、一般のトイレとして用いるには非常に違和感があり不向きです。そのため、トイレユニットの引き戸に沿って、もう一枚一般建具の3枚連動引き戸を設置し、二重にすることで、一般トイレとして使えるように工夫しました。通常は内側の半透明アルミ枠引き戸を開け放しておき、外側の引き戸だけで対応します。 □多目的ホールの役割□ ■トイレの前に、リビングなどにつながるフリーゾーンと一体的に連続させた多目的ホールを設置し、トイレの出入りを容易にすると共に、介護に十分なスペースを提供します。更に下部の扉を開けることで、車いす利用を可能にした手洗いも、このホールを利用することで、おばあちゃんを手助けし、容易な介護を実現しています。また、この多目的ホールは、おばあちゃん室や、座敷、控え室、階段室、玄関などへの中継点になっており、各部屋を機能的に結んでいます。 □おばあちゃん室□ ■おばあちゃん室は、多目的ホールと座敷に面し、トイレへのアプローチを容易にすると共に、座敷との一体的な利用にも配慮しています。また、収納や洗面などのプライベートな部分はあえて、奥のコーナーに設けています。 □外部へのアプローチ□ ■おばあちゃんが外部へ出入りする場合、道路面からの床高さが約70㎝と高く、既存の玄関では車いすによるアプローチが困難だったため、おばあちゃん室に隣接させた専用玄関を通して外部スロープを設け、外部への出入りを容易にしました。更に、駐車スペースの確保も望まれたので、スロープの一部を駐車スペースとして利用しています。更に、外部からのプライバシー保護や、雨雪対策の目的として、テラスを設けました。 □新しい階段□ ■既存の急で危険な階段に対し、現在の位置ではゆとりのある階段の設置が構造的に、あるいは間取り上できなかったので、新たな位置につけ替えました。これにより、安全で、ゆとりのある階段になったのはもちろん、多目的ホールと一体的に設計できたので、機能的な配置と、開放的な空間を構成することができました。
生活スタイルの変化 ■おばあちゃんが、車いすを常時利用することになっても、施設ではなく、自宅で介護を受けながら、過ごせるようになりました。 ■自宅でも安心して、安全に、効率よく、介護ができるようになり、おばあちゃん室やリビングに家族みんなが集まるようになりました。 ■2階への往来が、安全に気持ち良くでき、2階への行き来も、頻繁にできるようになりました。 リモデルしてスマイルになったこと おばあちゃんが高齢になり、常に車いすが必要になっても、おばあちゃんにとって長く住み慣れた自宅で過ごせることが、何よりお嬉しいことです。 また、それを支える家族にとっても、安心して、安全に、気持ち良く介護できることが、介護のつらさを和らげ、笑顔の介護生活と家族の絆を強くしました。
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