フジアート(株)の実例詳細
物件全体
浴室

浴室
250万円
総額
250万円
公開日:2019年10月30日
掲載実例の情報は、リモデルクラブ店が⼿掛けた実際のリフォームの内容となります。お客様のご⾃宅の条件、お選びになる仕様、製品によって費⽤、施⼯期間等は異なります。掲載費用は、実例公開時点の金額であり、また税抜き価格となります。


Before

After

Before
【お施主様のリフォーム要望】 我が家の要望は、夫が今の高い天井を低くしたくないという一点。 妻は年を重ねても掃除の楽さより、ホテルのバスルームのようなスタイリッシュな浴室でゆったりバスタイムを過ごしたいとの二点。 【リフォーム全体のポイント】 どこか懐かしさを覚えるような味のある1坪タイプの戸建ての浴室で、経年とともに避けられない劣化が見られたものの、お風呂好きのお施主さまによって大切に使われてきたのだなという印象を持ちました。 当初は、タカラのレラージュにされるか、もしくはホテルのような浴室空間の在来工法にされるかで悩まれていらっしゃいましたが、在来工法案は相見積先で一様に「やめた方がいい」「在来はやっていない」などと拒まれてしまったと伺いました。 ご夫婦にとって、老後の暮らしの中で、何に重点を置かれるかを考えた際に、「お風呂で過ごす時間を快適にしたい」という想いに焦点を合わせていらっしゃったので、絶対に失敗は許されないという覚悟と、お二人の老後の生活に「喜び」を感じていただくお手伝いをしたいという気持ちになり、これらを総合的に判断して、ユニットバス一辺倒のこの時代に、日本国内で見たこともないような在来工法の浴室空間を作って差し上げようと決心し、提案させていただきました。

After
【照明】 湿度が高く、温度差も激しい浴室空間に相反する繊細なLED照明器具の選定にはかなり苦労した。国内の照明メーカーは屋外用の照明ですら、浴室内での使用は保証も提案ができないとのことで断念。さらに調光および調色機能を持たせたかったため、国内の照明メーカーでは選択肢がなく、施主さまに相談・ご承諾の上、既に内装で頻繁に使用していたフィリップス社のHueライトリボンを採用し、電気系統の部分は天井裏に隔離した上で、発光部分を念のためにクリアのシール材で覆い、原始的だが有効な防水処理を施した。 【浴槽】 TOTO製の高級浴槽「ネオエクセレントバス1600」を採用。 カタログ以上に高級感のある人工大理石製の浴槽が、浴室空間の主役として存在感を発揮。 【壁面・床の石目調タイル】 トラバーチン調のテクスチャーで、600x300の大判サイズの石目調タイルを採用し、石張りの高級感を演出。 1枚あたり約4kgと重量があるため、左官職人が渦を描くように下から順にじっくり時間と手間ひま掛けて施工。 【シャワー】 高性能なオーバーヘッドシャワーを有するシャワーバーを浴室ドアを開けた正面に配置。 配管の納まるPS部分には、オイスターグレーの石目タイルを張り、さらにその両サイドのY軸方向に間接照明を設け、シャワーコーナーをアクセントウォール化しつつも周囲との調和を図った。 【排水】 見た目以上に大変だったのは排水の処理で、排水ユニットの下でミニマムながらもとても合理的に排水管が納まっている。 【アクセサリー】 将来的な安全性も考慮し、手すりを2カ所設けたが、空間のイメージを損なわないよう、TOTO製のシルバーメタル調のインテリアバーを採用した。 このようなディテールのもと、高機能かつ快適で優雅な空間づくりを目指した。 また、お施主さまの期待に応えるためには、これまでの経験値による安全策だけではなく、やったことのないことでも、お施主さまにもチームの一員として加わっていただき、一緒に進めることで、新しいことに挑戦しつつもすべての問題をクリアすることができました。
物件全体
浴室


デザインリフォーム
1坪という限られた空間の中で、今回は「ユニットバスの交換」という現代リフォームの定番に頼らず、TOTOの誇る優れた設備機器のパーツを一から組み直し、「現代の新しい在来工法」を作り上げる、というコンセプトのもとで設計作業を行い、更にその空間の中で、XYZ方向に間接照明による光の軸を設け、限られた空間にリズムと広がりを持たせるよう試みた。

利便性のリフォームを選択するのか、老後のゆったりとした時間を過ごすために少しの手間をかけられるのか、また在来工法では工期が長くその間の不便を我慢できるかが選択肢だったが我が家の要望を全て満たす提案をフジアートの担当者にしていただき1ヶ月の銭湯通いも苦にならず楽しみに待つことができた。 間接照明の緩やかな光の中で大きなバスタブにつかるのは至福の時間。 職人さんが丁寧に施工してくださった石板の壁はまさにホテルのバスルーム、バスタブのお湯も柔らかな水色でリゾートホテルを彷彿させ大満足の浴室となった。 なかなか在来工法の浴室は数が少ないと聞くが、これからのシニアは若い時に海外旅行や、ブランドと出会った世代。皆と同じではなく自分だけのセンスを大事にしてきた世代でもあるので、今後在来工法で自分好みのバスルームをリフォームすることが増していくと思う。


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