古いものと新しいものの融合・・・「古民家」をイメージした住まい。

デザインリフォーム

奥様の長年の夢であったキッチンをまず初めに考えました。キッチンはLDKの中心に配置し、アイランドスタイルを取り入れました。両側に通路を設けたことにより回遊でき、来客にも迅速に対応できます。来客の多いT様には動線が短くなり時間短縮につながりました。キッチンは配置だけでなく機能性も重視しクラッソを採用致しました。W2700サイズで広々使え、食器洗乾燥機、浄水器、またご主人の熱望されていた水ほうき水栓のフットスイッチを取り入れました。手が汚れていても使えるためとても便利です。アイランドスタイルでありながら腰壁をつけたことで手元が見えず、カウンターにものをおいても隠すことができすっきりと見えます。腰壁はリビング側を利用しニッチを設けました。ニッチはグリーン系のモザイクタイルを用いています。キッチンの背面カウンターはW2250サイズにし奥様のお料理の器具やご主人のコーヒーアイテムが十分におけるよう考えました。 内装はリフォーム部分としていない部分の違和感が生まれないよう、落ち着いた配色にしまた自然素材を取り入れております。 床はナチュラル色の無垢材、壁は珪藻土、アクセントとなる化粧梁は自然塗料を調合し古民家風の落ち着いたダークブラウン色を採用致しました。珪藻土はパターンをつけたことにより空間に動きが出ています。また間接照明を取り入れくつろげる照明計画にしました。 奥様・旦那様が今回のリフォームでこだわられた、古いものと新しいものの融合ということでリビングルームの壁には麻の葉の文様の組子を提案させていただき採用していただきました。くぎを使わずひとつづつ作られた組子は古典的でありながらもリフォームした空間になじんでいます。奥様のお気に入りアイテムにしていただきました。 長年住まれた家を今後もより大事にしていきたいというT様の意志を一番に考え落ち着いて暮らしていただける空間になったのではないかと思います。