家族の和

2世帯

家族7人がくつろげるLDK、ご主人と奥様の寝室、客間、次女夫妻の寝室、孫3人の勉強部屋と部屋数を確保しなければなりません。 又ご主人が耐震性能も大変気にしておられ、もともとの建物が変則的で、1階と2階の直下率も低い為大変プランニングに悩みました。 まず部屋数を増やす手段として考えたのが、リビング上部の小屋裏。機密性と断熱性を加味しつつ、次女夫妻の寝室にする事にしました。 小屋束の抜けない東柱は、あえて化粧にして見せるものと、夫婦それぞれのウォーキングクローゼットに分けることにより隠しました。 元々あった2階の個室は一部寝室への通路の改修を除いては、お母さんがちっちゃな頃から過ごしてきた思い出ある部屋を、自分の子供にそのまま利用してもらう事にしました。 1階の家族7人の団欒の場所は、今まで北南に長かったのですが、常に明るく日当たりがよいように、東西に長く南に面した30帖弱の大きなLDKを確保し、お孫ちゃんが遊ぶ声を聞きながら、皆さんがいつも笑顔でいられる空間を造りました。 そして客間は既設のダイニングキッチン部に移動し、生活している皆様の納戸としても利用できるよう、収納タップリの和室としました。