エキゾチックなモロッコ風インテリア

北アフリカ北西部に位置するモロッコ王国…1920年から1957年の間フランス領だった歴史もあり、ヨーロッパの文化とアラブの文化が融合したエキゾチックな文化をもつ国です。 できるだけ、現代的にならないようように素材や演出を工夫いたしました。 施主様が単身女性ということもあり、和室を改修し広いリビングに変更、オープンキッチンに変更と広さを確保しました。 寝室はユーティリティ・浴室と直結しホテルライクな使い勝手を実現、そのむかえの洋室はコレクションのバックを陳列するコーナーのある大型ウォークインクローゼットに変更いたしました。ユニットバスもサイズアップしています。 最大のテーマは、建築的な部分ではなく、モロッコ独特の色彩感覚をどう理解しバランスをとりながら再現するかでした。 プランニングに要する時間よりも、インターネット等でモロッコの歴史、文化を調べ体得するために費やした時間の方が何倍も長いという、勉強ささせられた印象深い物件です。 また、初めて「モロッコ漆喰」の存在を知り、少ない情報の中から入手方法・施工方法を調べ、自ら施工をするという貴重な体験もできました。