「働き方改革」の時代にモチベーションを引き出すトイレ

やる気を再充てんするために職場のトイレを見直す

東海理化 本社・本社工場(愛知県)
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これからは、女性やシニア、外国人、障がい者など、より多様な人材が活躍していく時代。そこで重要となるのは、一人ひとりが、やりがいを持って業務に集中できる環境づくりです。そこで、トイレの整備に力を入れる企業が現れています。
なぜ、仕事のやる気を出すのがトイレなのかと意外に感じる方もいるかもしれません。TOTOが実施した『オフィストイレの水まわりに関する調査』によると、職場で仕事のモチベーションに影響する場所の第1位は「トイレ・化粧室」になっています。それも、食堂やカフェ、休憩室などの息抜きスペースを大きく離しての結果です。
また、トイレで「気分を切り替えたい」と感じている人の割合は半数を超えています。年代別にみると、20代、30代では全体の約70%に上ります。若い世代ほどトイレでの気分転換を大事にしている様子がうかがえます。
毎日、集中して仕事に臨んでいる人たちにとって、一人になって息を抜けるトイレは貴重な空間。仕事のやる気を〝リチャージ〟する場所になっているといえそうです。

働く人にとって「トイレ」ってどんな場所?

  • Q.執務スペース以外で「仕事のモチベーションに影響する」と思う場所は? モチベーションに影響する場所、1位はトイレ 66%の人が「トイレ・化粧室」を選択。2位の「食堂・カフェテリア」(46%)、3位の「休憩室(自社専用)」(37%)を大きく引き離して1位に選ばれました。働く人にとって、「トイレ」は重要な存在になっているようです。
  • Q.トイレで「気分を切り替えたい」と感じることがありますか? トイレで気分を切り替えたい人が5割以上 過半数がトイレで気持ちをリセットしたいと感じています。年齢別に見ていくと、20代・30代は約70%と、若い世代ほどトイレを気分の切り替えに使っています。
  • Q.執務スペース以外で「仕事のモチベーションに影響する」と思う場所は? モチベーションに影響する場所、1位はトイレ 66%の人が「トイレ・化粧室」を選択。2位の「食堂・カフェテリア」(46%)、3位の「休憩室(自社専用)」(37%)を大きく引き離して1位に選ばれました。働く人にとって、「トイレ」は重要な存在になっているようです。
  • Q.トイレで「気分を切り替えたい」と感じることがありますか? トイレで気分を切り替えたい人が5割以上 過半数がトイレで気持ちをリセットしたいと感じています。年齢別に見ていくと、20代・30代は約70%と、若い世代ほどトイレを気分の切り替えに使っています。

出典 「オフィス水まわり意識調査」TOTO調べ2018(n=1041)

多様な事情に配慮し安心して使えるトイレ

働き方改革が進み、多様な人材が増えていくなかで、望ましいトイレとはどのような形なのでしょうか。
まず考えておきたいのが、だれもが安心・快適にトイレを使うための”ベース配慮”です。なかでも、ウォシュレットの設置は快適なオフィストイレには欠かせません。また、機能がひと目でわかり、ボタンが押しやすく操作性に配慮したウォシュレットリモコンがあれば、より使いやすくなります。
同時に、さまざまな事情を持つオフィスワーカーへの配慮も求められます。例えば女性向けに、身だしなみを整えるスタイリングコーナーがあるトイレは増えています。また、障がいのある人からすると、多機能トイレがやはり大切。車いすで移動する人や、オストメイトの方も使いやすく安心です。また性的マイノリティの方たちが気兼ねせずに使える男女共用トイレの研究も進んでいます。
だれもが安心で快適なトイレのある職場では、自然と「がんばろう」という気持ちが芽生えます。トイレ改革は、生産性を高める新しい取り組みとなっていくはずです。

働き方改革へ対応するトイレとは?

  • Q.オフィスのトイレで採用されている設備は? ファーストステップ ベース配慮 だれもが安全に使えるトイレのために温水洗浄便座や手すりはもはや標準になりつつあります。尿漏れなどで悩む人がいることから、男子トイレにもチャームボックス(汚物入れ)なども望ましいでしょう。
  • セカンドステップ 多様なワーカーへの配慮/女性 スタイリングコーナーの有無 女性への配慮として、スタイリングコーナーを設置するオフィスが増えています。女性特有の体調不良に備え、個室内で体調を整えられるセルフケアブースもあると心強いでしょう。/障がい者 多機能トイレの有無 障がいのある人にとって、一般的なトイレではスペースが狭く車いすが入らなかったり、器具の洗浄ができなかったりと不便が生じます。多機能トイレの広がりが求められます。/性的マイノリティ トランスジェンダーの方が外出先トイレでストレスを感じる項目上位3位 LGBTのなかでも、トランスジェンダー(からだの性とは異なる性自認を持つ人)の方にとっては、配慮がされていないトイレはストレス。男女共用トイレがあれば安心できます。
  • Q.オフィスのトイレで採用されている設備は? ファーストステップ ベース配慮 だれもが安全に使えるトイレのために温水洗浄便座や手すりはもはや標準になりつつあります。尿漏れなどで悩む人がいることから、男子トイレにもチャームボックス(汚物入れ)なども望ましいでしょう。
  • セカンドステップ 多様なワーカーへの配慮/女性 スタイリングコーナーの有無 女性への配慮として、スタイリングコーナーを設置するオフィスが増えています。女性特有の体調不良に備え、個室内で体調を整えられるセルフケアブースもあると心強いでしょう。/障がい者 多機能トイレの有無 障がいのある人にとって、一般的なトイレではスペースが狭く車いすが入らなかったり、器具の洗浄ができなかったりと不便が生じます。多機能トイレの広がりが求められます。/性的マイノリティ トランスジェンダーの方が外出先トイレでストレスを感じる項目上位3位 LGBTのなかでも、トランスジェンダー(からだの性とは異なる性自認を持つ人)の方にとっては、配慮がされていないトイレはストレス。男女共用トイレがあれば安心できます。 出典「オフィストイレ現場事例調査」TOTO調べ(n=58)/「性的マイノリティのトイレ利用に関するアンケート調査」TOTO調べ・LGBT総合研究所協力 2018(n=トランスジェンダー計412)

事例

  • リコー環境事業開発センター
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