西鉄天神大牟田線の新駅として開業した「桜並木駅」。駅舎の計画において重要視された構内のトイレは、通路を挟んで男性トイレ、バリアフリートイレと、女性トイレ、ベビーケアコーナーを配置。女性トイレには、スタイリングコーナーを設置するなど、付加価値を持つ快適なトイレを実現させた。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区竹丘町3-4-1
施主 西日本鉄道株式会社
設計 株式会社日建設計
施工 <建築>鹿島・大林・西鉄エンジニアリング共同企業体
<設備>第一工業株式会社
<電気>西鉄ビルマネージメント株式会社
    株式会社きんでん
敷地面積 2,636.30㎡
建築面積 1,936.56㎡
延床面積 2,976.90㎡
階数 地上2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 2024年3月

特長

建物の特徴

西鉄天神大牟田線14年ぶりの新駅となる「桜並木駅」。周辺は住宅地や生活利便施設が充実、多くのファミリー層が住まう住環境の優れた地域。雑餉隈駅から約500mという至近距離ながらも、1日に約3,500人(2024年現在)が利用する。また、連続立体交差事業による線路の高架化により道路渋滞も緩和し、利便性向上と沿線活性化に寄与している。「桜並木」という駅名は一般公募によるもので、福岡市や地元代表者との意見交換会を経て命名し、地域の皆様に末永く愛される駅になってほしいという思いを込めている。駅舎のデザインを行う上でコンセプトを"在りし日の豊かな自然に想いをはせ、優しく芽吹く街のエントランス"とし、駅を中心として新しい街の賑わいが創出されていくことが期待されている。

水まわりの特長

トイレは、駅舎の計画において重要視された。わかりやすいサインをはじめ、レイアウトや設備などを充実。車いす使用者を含め、さまざまな利用者が快適に使用できるように、2021(令和3)年3月に改正された建築設計標準にあわせたバリアフリートイレを設置。さらに、一般トイレ内にも、車いす使用者配慮ブースとお子様連れに配慮した広めのブースを設け、機能を分散している。照明にもこだわり、男性トイレは間接照明で落ち着いた雰囲気を演出。女性トイレは駅コンコースで使用しているボックス型のライン照明とイメージを連動させた。女性トイレには、身支度や化粧直しできるようスタイリングコーナーを設置。個室感のあるブースやアイランド型洗面コーナーなど付加価値を持つ快適なトイレを実現させた。

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