名古屋鉄道では、「金山駅中央・東改札口のトイレ」を混雑解消や多様な利用者のニーズにあわせ、より機能的で快適なものとすべく改修を実施。ラウンド形状のエントランスをはじめ、男性・女性トイレの拡充改修、2ヶ所のバリアフリートイレの設置、だれでも使用可能な共用トイレの新設などが実現された。

建築概要

所在地 愛知県名古屋市中区金山1-17-18
施主 名古屋鉄道株式会社
設計 名鉄都市開発株式会社
有限会社設計事務所ゴンドラ
施工 矢作建設工業株式会社
延床面積 128㎡(トイレ)
階数 地上2階
構造 鉄骨造
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

愛知県名古屋市に位置する「金山駅」は、名古屋鉄道以外にJR東海や名古屋市営地下鉄など複数の路線が乗り入れる、名古屋を代表するターミナル駅で、その全体を「金山総合駅」と称している。駅全体の利用客は、鉄道乗降客数が1日約44万人、バス乗降人員が1日約 1.5万人あり、そのほかにもタクシー乗り場や自転車駐車場などを有する総合的な交通結節点となっている。名古屋鉄道では、金山駅を起点に中部国際空港に向かう路線があり、乗り換え利用者も多く、このたびトイレを、混雑解消や多様な利用者ニーズにあわせた機能的で快適なものとすべく改修を実施。以前職員用更衣室や水まわりだったスペースを活用して、男性・女性トイレやバリアフリートイレを拡充改修するほか、だれでも使用可能なトイレを新設した。

トイレの特長

今回のトイレ改修は、「バリアフリー設備の拡充および機能分散」「あらゆるニーズに対応」「明るくて清潔感のあるトイレ」の3つのポイントを軸に実施。それにより、ブース内の設備内容を変えた2ヶ所のバリアフリートイレや、エントランスに面した手洗い付きの男女共用トイレを設置。さらに男性・女性トイレ内においても簡易オストメイト機能などを備えて機能を分散している。女性トイレにはスタイリングコーナーが新設された。ラウンド形状のエントランスには、はじめて訪れた方でもひと目でわかる施設の配置が行われ、換気によるトイレ内環境の快適性確保、明るく安心な空間、清掃がしやすい内装材の採用など、多様なお客様のニーズに応える、機能的で快適なトイレに生まれ変わった。

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