「東武鉄道 伊勢崎線 竹ノ塚駅」では駅付近を高架化する一環として、駅全体を新築。トイレも明るく柔らかい印象を持つ居心地がよい空間とし、機能分散化に配慮されたバリアフリートイレ、電車をモチーフにした楽しい雰囲気のこどもトイレをはじめ、「明るい、シンプル、自然的」という駅舎のコンセプトが反映された。

建築概要

所在地 東京都足立区竹の塚6-6-1
施主 東武鉄道株式会社
設計 東日本総合計画株式会社、株式会社交建設計、有限会社 設計事務所ゴンドラ
施工 鹿島・東武谷内田・熊谷・東鉄東武伊勢崎線竹ノ塚駅付近高架化特定建設工事共同企業体
敷地面積 約1,805.57㎡
延床面積 約1,517.72㎡
竣工年月 2022年3月

特長

建物の特徴

「東武鉄道 伊勢崎線 竹ノ塚駅」は、東京都足立区竹の塚にあり、愛称「東武スカイツリーライン」の区間に含まれる、同線内の駅。足立区の都市計画事業として、竹ノ塚駅付近の約1.7km(西新井~谷塚間)の複々線区間を高架化する工事の一環で駅全体を新築。この事業により、竹ノ塚駅周辺にある「開かずの踏切」と呼ばれていた2ヶ所の踏切が除却され、慢性的な交通渋滞が解消された。今後は高架下や駅前広場整備など、区の北の玄関口としてのまちづくりが進められていく。新駅舎のコンセプトを決めるにあたり、事前に竹ノ塚駅の利用者にオープンハウス形式のアンケートを実施。そこで得られた「明るい、シンプル、自然的」というキーワードをコンセプトとし、駅舎の設計に反映している。

トイレの特長

竹ノ塚駅周辺には子育て世代が多く住むことから、トイレはファミリーが使いやすく居心地がよい空間となることを意識して計画。明るい雰囲気となるよう白色の壁を基調とし、ぬくもりある木を多用、共用スペースには木製ベンチを配置した。また、柔らかい印象となるよう全体的に曲線を基調した空間意匠としている。バリアフリートイレの設置に加え機能分散を意識し、各男女トイレ内に車いす使用者もアプローチが可能で、オストメイト配慮もされた、ひろびろブースを1ヶ所ずつ設置している。また、お子様連れに配慮し、こどもトイレやおむつかえコーナー、授乳室などの独立したスペースを確保。お子様が自ら進んで使いたくなるように、電車をモチーフにした楽しい雰囲気を演出している。

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