関西都市圏の大動脈である阪神高速道路に開設された大型専用パーキングエリア。同社で初めて木造建屋を採用。男女トイレの全ブースにウォシュレット、L形手すり、ベビーチェアを設置。左右勝手違いのバリアフリートイレなど充実した設備を整備。清潔で快適な、幅広いお客様が「ほっ」とできる空間を実現している。

建築概要

所在地 大阪府泉大津市汐見町地先、他
施主 阪神高速道路株式会社
設計 堀田設計・Uo.A設計共同体
施工 コーナン建設株式会社
敷地面積 1,365.57㎡
建築面積 340.62㎡
延床面積 324.36㎡
階数 地上1階
構造 木造
竣工年月 2022年4月

特長

建物の特徴

阪神高速道路株式会社は、関西都市圏の大動脈である阪神高速道路の道路網の建設や維持管理を担っている。2012(平成24)年から距離料金制に移行し、それに伴い不要となった本線料金所を撤去し、跡地を活用したパーキングエリア整備を推進。そのなか4号湾岸線(南行)に開設された大型専用パーキングエリアは、ひとつ手前の泉大津パーキングエリアにおいて大型車駐車場が慢性的に満車となり利用しにくい事象が生じていたため、その解消を目的に開設された。建物は、国の施策で木材利用が促進されていることや近年のSDGsの達成に向けた環境配慮への意識の高まりから同社で初めて木造建屋を採用。長距離トラックや観光バスの利用を想定し、幅広いお客様が「ほっ」とできる空間を実現している。

水まわりの特長

「きれい・あんしん」「やすらぎ」「ぬくもり」のコンセプトのもと、多様な利用者を想定し快適で清潔に利用できる空間を実現。全ブースにウォシュレットやL形手すりを設置し、快適性に配慮している。また、お子様連れ配慮として、男女トイレの全ブースにベビーチェアを設け、さらに、それぞれ1ヶ所にベビーカーのまま入れるおおきめブースを設置している。大便器は、清掃性の高い壁掛大便器セット・フラッシュタンク式を採用。洗面器は、衛生配慮として非接触で使用できる自動水栓と自動水石けん供給栓を設置している。バリアフリートイレは、片マヒの方などに配慮し、左右勝手違いで配置。また、休憩室の自動販売機コーナーにも衛生面や快適性に配慮して、手洗器と自動水栓などを設けている。

採用商品

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