「道の駅 三矢の里あきたかた」は、広島県安芸高田市にオープン。未来の里山をイメージし、地元農産品が楽しめるほか、周辺観光情報も充実。「トイレ棟」は、道の駅施設と一体性を持たせ、使い勝手よくトイレのゾーニングごとに分棟化されるなど、充実した設備とともに「使いたい」と思われるトイレを実現している。

建築概要

所在地 広島県安芸高田市吉田町山手1059-1
施主 国土交通省 中国地方整備局 三次河川国道事務所
設計 中電技術コンサルタント株式会社
施工 株式会社砂原組
敷地面積 12,962㎡
建築面積 220.06㎡(トイレ棟)
延床面積 216.56㎡(トイレ棟)
階数 地上1階
構造 鉄筋コンクリート造
竣工年月 2020年3月

特長

建物の特徴

2020(令和2)年6月「道の駅 三矢の里あきたかた」は、広島県安芸高田市、国道54号線沿いにオープン。未来の里山をイメージし、農家直送の野菜のフードパークを備える「産直棟」、地元野菜が楽しめる自然派レストランが入る「レストラン棟」、安芸高田市の情報を楽しく伝える「休憩情報発信設備」などで構成。豊かな自然に育まれた地元農産品が楽しめるほか、周辺観光情報も充実しており、観光の周遊拠点として利用できる。駐車場の収容台数は84台で、利用者の安全に配慮して、バックせずに停められる駐車スペースも整備されている。充実した設備を持つ「トイレ棟」はトイレ22器。非常用電源、貯水タンクの設備も備え、防災・支援の拠点としても期待されている。

トイレの特長

24時間利用可能なトイレとして整備。トイレは、里山をイメージした道の駅施設と一体性を持たせ、周辺民家のスケールにあわせた建物構成としている。トイレのゾーニングごとに分棟化。要所に築山や植栽を配し、安芸高田市内の工場で生産される五右衛門風呂を雨水受けに用いるなど、地域の特徴である自然と工芸を体験できる計画とした。設備面では、近年、道の駅のトイレが、サービス向上のため、すべての個室に温水洗浄便座やベビーチェアの設置が推進されるなか、さらに多機能トイレの機能分散にも配慮。洗面コーナーやパウダーコーナーは、荷物置きを随所に設け、利便性を高めている。「使いたい」と思われるトイレとすることで、人を呼び込み、道の駅施設利用者の増加を促すことができるよう配慮されている。

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