西日本最大のターミナル駅である「JR西日本 大阪駅」では、駅西側地区を中心に新改札口整備・高架下開発・新駅ビル開発を計画。今回「西口改札」が新設された。改札内コンコースのトイレも、上質な空間意匠とともに、すべての利用者が快適に利用できるよう、きめ細やかに整備された設備やレイアウトを実現している。

建築概要

所在地 大阪府大阪市北区梅田三丁目
施主 西日本旅客鉄道株式会社
設計 ジェイアール西日本コンサルタンツ株式会社
施工 大鉄工業株式会社
 株式会社大建工業所(施工協力/衛生設備)
 小松ウオール工業株式会社(施工協力/移動間仕切)
竣工年月 2023年3月

特長

建物の特徴

「JR西日本 大阪駅」は、1日約70万人(2022年度)が利用する西日本最大のターミナル駅。JR大阪駅周辺で進められている巨大な再開発に伴い、駅西側地区を中心に、新改札口整備・高架下開発・新駅ビル開発を計画。混雑緩和、新たなバリアフリールート整備およびアクセス性向上、さらに回遊性向上を図った周辺地域と一体的なまちづくりプロジェクトが進行している。今回新改札口となる「大阪駅西口」と「うめきた地下口」が新設され、駅の西側や北西側からのアクセスが向上された。大阪はその昔、水の都と呼ばれるほどに水運で発展し、現在も淀川をはじめとした多くの川や水路の風景や風情を特色とするため、西口の構内には水をテーマとした特徴的なデザインが数多く採用され、魅力的な空間を創出している。

トイレの特長

意匠性だけでなく、サインを補填する誘導性向上を図るため、男女トイレ、バリアフリートイレ、ベビーケアルームの各入口に、青、朱色、緑、薄ピンクのガラス製モザイクタイルをアクセントとして採用。男女トイレ内の空間意匠は、既存大阪駅各トイレの黒い壁と白い扉のパターンを踏襲しつつ、汚れの目立ちにくさや高級感の創出を図るため、石目調のメラミン材を選定した。さらに、鏡まわりや、男性トイレの小便器上部の壁面にイブシタイルを調和させているが、床材に明るいトーンの磁器タイルを採用することで、全体的に黒色ベースのトイレ空間でも暗い印象とならないよう工夫。新しい構内トイレは、すべての利用者が快適に利用できるよう、きめ細やかに整備された設備やレイアウトを実現している。

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