京王高幡ショッピングセンター3Fの京王線「高幡不動駅」と多摩モノレール線を繋ぐ連絡通路に面したトイレを改修。利用者が多いトイレであり、改修前の器具数や各種機能・配慮を維持する必要があるなか、可能な限りバリアフリートイレを拡張。衛生面や非接触にこだわった、内装材や衛生器具の選定が行われた。

建築概要

所在地 東京都日野市高幡116-10
施主 京王電鉄株式会社
設計 TOTOアクアエンジ株式会社
施工 株式会社大林組
TOTOアクアエンジ株式会社
敷地面積 3,395.41㎡
建築面積 2,931.62㎡
延床面積 16,059.73㎡
階数 地下1階、地上6階
構造 鉄骨造
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

京王高幡ショッピングセンターは、京王線「高幡不動駅」の駅舎と一体になっており、多摩モノレール「高幡不動駅」を繋ぐ連絡通路の役割も果たしている。今回改修した3Fトイレは、その連絡通路に面し、買い物や食事に訪れたお客様だけでなく、駅隣接のトイレとして早朝から深夜まで多くの方に利用されている。竣工から20年が経過し、内装や衛生器具に老朽化が見られたことと、2021年3月に国土交通省により改正されたバリアフリー設計のガイドラインである「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」に可能な範囲で倣うべく、改修工事に至った。さらにコロナ禍での改修計画だったこともあり、従来以上に衛生面や非接触にこだわり、内装材や衛生器具の選定が行われた。

水まわりの特長

非常に利用者が多いトイレであり、面積も増やせないなどの条件のもと、全体として改修前の器具数や各種機能・配慮を維持する必要があった。そのなか可能な限りでバリアフリートイレを拡張し、座位変換型(リクライニング式など)の電動車いす使用者の回転径を考慮したスペースを確保。拡張のために、一部男性トイレ内の通路幅が狭められたが、奥行きが浅い洗面カウンター(奥行=450mm)を採用し、通行に支障がないように配慮した。さらに衛生面にこだわり、大便器の洗浄を非接触で使用できるセンサー式や、自動水石けん供給栓を採用。また、ハンドドライヤーは、安心・快適のために、風の吹き返しや水滴の飛散を抑制する、HEPAフィルター搭載の吸引・高速両面タイプが採用されている。

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