中央自動車道 境川パーキングエリア

改修の経緯

「境川パーキングエリア」は、東京と長野・名古屋をつなぐ中央自動車道上にあるパーキングエリアで、山梨県笛吹市に位置する。トイレ棟は、前回の改修工事から23年が経過しており老朽化が進んでいた。このたび、リニア中央新幹線の高架橋が、パーキングエリア上り線の上空を通過する計画に協力するため、上り線の商業施設を建替え。それに伴い上下線ともにトイレ棟の改修が実施された。すべてのお客様に使いやすいトイレとなるよう計画され、利用者の多様性に配慮し、清潔性や快適性に配慮した整備を実現。さらに増設したインフォメーションスペースでは、高速道路の休憩施設として、道路情報や地域情報などが発信され、パーキングエリアを利用するお客様の利便性を図っている。

トイレの特長

トイレ清掃時に利用者へ不快感を与えないよう、使用可能エリアと清掃エリアを分割するレイアウトを採用。清掃中でもトイレを分割して利用できる。器具は壁掛式を選定し、床の清掃性に配慮されている。また当パーキングエリアは、長距離ドライバーの利用が多いため、男女トイレともに更衣室とスタイリングコーナーを設置。さらに、バリアフリートイレと家族で一緒に使用可能なファミリートイレを備えており、その集中利用を避けるため、男女トイレにお子様連れ配慮やオストメイトに配慮した汚物流しなどの機能を完備した、ひろびろブースを設置している。そのほか、大便器ブースの満空状況を表示するランプやモニターの設置など、さまざまな利用者が安心・快適に使用できるトイレに生まれ変わった。