「刈谷ハイウェイオアシス」は、高速道路からも一般道からもアクセスできる人気のレジャー複合施設。以前から注目の的であったデラックストイレと名付けられた施設を18年ぶりに全面リニューアル。非日常感を味わえるトイレは、斬新な空間意匠、機能性ともに、「常識を超えるお洒落なトイレ」として話題を集めている。

建築概要

所在地 愛知県刈谷市東境町吉野55
施主 刈谷ハイウェイオアシス株式会社
設計 株式会社鵜飼哲矢事務所
施工 <建築>角文株式会社
<設備>株式会社朝日工業社
敷地面積 11,450.88㎡
延床面積 490.38㎡
階数 地上1階
構造 鉄骨造
竣工年月 (増築・改修)2022年3月

特長

改修の経緯

2004(平成14)年にオープンした「刈谷ハイウェイオアシス」は、高速道路からも一般道からもアクセスが可能で、グルメやショッピング、レジャーなどを楽しめる複合施設である。2017(平成29)年には、累計来場客数が1億人を超える人気施設であり、デラックストイレと名付けられたトイレは、以前から注目されていた。このたび公共施設のトイレグレードが上がる中、お客様に驚いてもらい、非日常感を味わえるトイレを目指し、18年ぶりに全面リニューアル。改修前は、男性トイレと比べ、待ち行列、滞在時間が長い女性トイレを過ごしやすい空間にするという発想から計画したが、改修後は男性トイレの快適性も追求。建物を増築して全面改修を実施し、常識を超えるお洒落なトイレとして話題を集めている。

トイレの特長

コロッセオをモーフにしたアーチ形状のファザードや男女トイレ空間は、古代ローマをテーマにデザイン。男女あわせて48ヶ所ある大便器ブースは「トレミーの48星座」に由来した48の異なるイメージの壁紙を使用している。また、広々とし独創的な空間を創出したVIPルームを男性トイレに2室、女性トイレに3室用意。男女共用エリアには、さまざまな利用者が快適に利用できるよう多機能トイレやベビー&キッズルームを配置。さらに、各男女トイレエリアには、親子トイレやコンパクトオストメイトパックを備えたひろびろブースなどを配置し、多機能トイレに集中しないよう機能を分散したレイアウトとなっている。空間意匠、機能性ともに、斬新なトイレが実現した。

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