2020(令和2)年リニューアルオープンした福岡空港国内線旅客ターミナルビル。2021(令和3)年、福岡国際空港株式会社は、その2F保安検査場を通過後のエリアに「ラウンジTIME/サウス」を新設オープン。お客様のニーズにあわせて過ごせる場を提供するとともに、トイレ空間も快適な旅をサポートするひとつと考え、空間・設備ともに充実させ、利用されるさまざまなお客様へ配慮した整備が行われた。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区大字下臼井778-1
施主 福岡国際空港株式会社
設計・監理 福岡空港エンジニアリング株式会社* 一級建築士事務所
施工 福岡空港エンジニアリング株式会社*
敷地面積 112,284.48㎡
建築面積 41,346.12㎡
延床面積 126,954.94㎡(対象室面積:712.35㎡ )
階数 地下2階、地上6階
構造 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
竣工年月 2020年6月
*福岡空港エンジニアリング株式会社は2020(令和2)年7月、
親会社である福岡国際空港株式会社へ吸収合併されています。

特長

施設の特徴

福岡の都心から地下鉄で5分~10分程と、抜群のアクセスを誇る都市型空港。その国内線旅客ターミナルビルが、2020(令和2)年リニューアルオープンし、2021(令和3)年、その2Fに新たなラウンジがオープンした。お客様のニーズにあわせ、リビング席・テーブル席・ビジネス席・レストスペース(有料)を用意している。大面積の窓からは、飛行機の離着陸から誘導までを、抜群のロケーションで楽しむことができる空間で、出発までのお時間を快適に過ごしていただけるよう、さまざまな工夫を凝らしている。また、センターテーブルには、福岡県在住の芸術家の作品が展示してあり、その空間と調和しつつ放たれる存在感は見事である。

トイレの特長

改修されたトイレは、利用されるお客様はもとより、清掃担当者作業負担軽減へも配慮。さまざまな利用者を想定し、多機能トイレには、オストメイトに配慮した汚物流しや乳幼児連れに配慮したベビーチェアなどを完備。また、男女トイレすべてのブースにフィッティングボードを設置し、着替えや大きな荷物を置ける配慮をしている。さらに、性的マイノリティ配慮として、男性トイレの大便器ブースに、チャームボックスを完備。小便器間に間仕切り壁を天井まで設け、隣の人の視線を遮る工夫をしている。また、清掃担当者の負荷軽減のため、清掃性に優れた機器の選定をはじめ、洗面コーナーでは水石けん補給口を設置し、ラクな姿勢で水石けんの補給ができるなどの配慮がなされている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share
  • Facebookでシェアする

CLOSE