阪急電鉄では、神戸市の都心・三宮に位置するターミナル駅「神戸三宮駅」東改札構内トイレのリニューアル工事を実施。トイレの全体の面積を約1.4倍(約65㎡)に拡大。器具数の充実をはじめ、既存の多機能トイレはそのままに、一般の男女トイレ内にも簡易多機能ブースを整備するなど、快適に利用できる空間へと改良した。

建築概要

所在地 兵庫県神戸市中央区加納町4-2-1
施主 阪急電鉄株式会社
設計 株式会社久米設計
施工 株式会社熊谷組
建築面積 約65㎡(トイレ)
階数 地下2階
構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
竣工年月 (改修)2020年9月

特長

改修の経緯

阪急電鉄では、神戸阪急ビル東館の建替え(2021年春竣工予定)にあわせて、「神戸三宮駅」のリニューアル工事を推進。その一環として、東改札構内トイレのリニューアル工事が完了し、2020(令和2)年9月から供用を開始した。また、阪急電鉄では、駅トイレのリニューアル工事を順次実施しており、今回の神戸三宮駅でのリニューアルにあたっても、これまで他駅で行ってきた様々な工夫や取組を取り入れるとともに、トイレの全体の面積を約1.4倍(約65㎡)に拡大された。改修テーマは、「新設・増設等による機能強化」「使い勝手の良いトイレブースへの改良」「臭気対策の強化」などを柱とし、ターミナル駅にふさわしくより快適に利用できる空間に改良した。

トイレの特長

神戸市の都心・三宮に位置するターミナル駅として器具数の充実を図るために、面積を拡大。男性トイレは大便器を1ヶ所、女性トイレは2ヶ所と、計3ヶ所増設して混雑緩和を図った。また、既存の多機能トイレはそのままに、一般の男女トイレ内にも、簡易多機能ブースを整備。小型の手動車いすやベビーカーのまま利用できる広さを確保し、オストメイト対応のパウチ・しびん洗浄水栓付背もたれを備えることで、既存の多機能トイレの混雑緩和に配慮している。さらに、女性スタイリングコーナーの新設や、和式便器をすべて洋式便器にし、便座に座ることに抵抗がある方への配慮として、便座除菌クリーナーディスペンサーをすべてのブースに設置するなど、より快適に利用できるようなリニューアルとなった。

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