「JR九州博多駅」は、九州の玄関口となる主要ターミナル駅。老朽化や増加を続ける利用者および周辺商業施設の変化に伴い、トイレ改修を実施。九州伝統の技が生きる工芸マテリアルをあしらった洗練された空間意匠のもと、多機能トイレの機能分散など利便性を向上。お客様の心に残る「おもてなしトイレ」へとリニューアルされた。

建築概要

所在地 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1
施主 九州旅客鉄道株式会社
設計 JR九州コンサルタンツ株式会社
施工 <建築>九鉄工業株式会社
<設備>株式会社古屋工業所
建築面積 155.47㎡(トイレのみ)
階数 地下3階、地上11階、塔屋1階
構造 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)
竣工年月 (改修)2020年4月

特長

改修の経緯

「JR九州博多駅」は、規模や利用客数において九州最大の駅であり、新幹線・在来線・地下鉄・空港・バスなど、九州の玄関口としてすべての公共交通機関の発着・分岐点となるターミナル駅である。前回の改修から15年が経過し、老朽化や近年増加する観光客・ビジネスマンなどの利用者および周辺商業施設の変化に伴い、駅構内の改修計画にあわせてトイレ改修工事を実施。改修後のトイレは、JR九州の豪華観光列車クルーズトレイン「ななつ星」を彩った大川組子や博多織といった、九州伝統の技が生きる工芸マテリアルをあしらい、洗練された空間意匠のもと機能性を向上、お客様の心に残る「おもてなしトイレ」へとリニューアルした。

トイレの特長

すべての大便器を洋式化し、ウォシュレットを設置。大便器や小便器は、床の清掃性に優れた壁掛式を採用している。また幅広い利用者を想定し、男女トイレ共に大きな荷物などに配慮した簡易多機能トイレや、小さなお子様連れなどに配慮したひろびろブースを設置するなど、トイレ空間全体で、多機能トイレの機能分散化を図った。女性トイレには、洗面コーナーにあえて鏡を設置せず、スタイリングコーナーを設けることで、混雑緩和を図った。さらに、昨今の利用者のニーズを踏まえ、歯みがきコーナーも設置。空間、設備ともに「おもてなしトイレ」として、さまざまな利用者に、快適に利用していただけるトイレ空間を実現している。

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