「株式会社日建設計」では自社オフィスを用い、新たなワークプレイス創造のための実証実験を開始。東京本社ビル3Fのトイレでは、多様性を尊重する建築環境への取り組みとして、「だれが使うか」ではなく「どう使うか」にフォーカスし、トイレの区分方法が見直された新たなトイレの在り方が追求されている。

建築概要

所在地 東京都千代田区飯田橋2-18-3
施主 株式会社日建設計
設計 株式会社日建設計
施工 <建築>株式会社藤木工務店
<設備>株式会社西原衛生工業所
敷地面積 2,853.00㎡
建築面積 1,497.75㎡
延床面積 20,580.88㎡
階数 地下1階、地上14階
構造 鉄骨造、鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2023年3月

特長

改修の経緯

「株式会社日建設計 東京本社ビル」は、国内外トップクラスの設計事務所である株式会社日建設計の本店となる建物。同社では、自社オフィスを用い、東京オフィスのリ・デザインを皮切りに、新たなワークプレイスの実証実験を開始。脱炭素やワークスタイル変革、ダイバーシティなどを推進する取り組みを導入した新オフィス創造を推進している。東京本社ビル3Fのトイレでは、「多様性を尊重する建築環境への取り組み」として、改修を計画。改修前は男・女・車いす使用者などで利用できる空間が区分されており、利用したいトイレと利用者のミスマッチが生じていたことから、改修後は「だれが使うか」ではなく「どう使うか」にフォーカスし、トイレの区分方法が見直された新たなトイレの在り方が追求されている。

水まわりの特長

トイレにおける排せつ以外のアクティビティに沿って、3種類の個室を計画。「リラックス」は、瞑想・仮眠をテーマにした、やすらぐことができる落ち着いた色合いの個室。「リフレッシュ」は、歯みがき・ストレッチなどができる、目の覚めるようなすっきりとした意匠の個室。「スタイリング」は、着替えや身だしなみがしやすい空間。さらに大便器まわりに手すりが設置されており、車いす使用者の利用にも配慮している。器具は、すべての個室にウォシュレット一体形便器ネオレストASを採用。さらに手洗器や洗面器も設置され、快適な水まわり空間となっている。また、それぞれの個室にはテーマにあわせたオリジナルのマスキング音が流れ、廊下のマスキング音と調和しながらプライバシーへの配慮もなされている。

採用商品

掲載事例の画像や本文の無断転用はご遠慮ください。事例の内容は掲載時点での情報です。

事例(トイレ・洗面・浴室)一覧

パブリック向け商品

トイレ
 
洗面所
浴室
バリアフリー配慮商品・手すり・アクセサリー
Share

CLOSE