株式会社大阪メトロサービス 本社ビル

改修の経緯

「株式会社大阪メトロサービス」は、Osaka Metroのグループ会社として、鉄道や建物などハード面の設計監理だけでなく広告やサービスなどのソフト面も含め、8つの事業を展開。地下鉄・バス・ニュートラムの利用者の利便性向上に取り組んでおり、その中のエンジニアリング事業としては、大阪メトロ各駅のトイレリニューアルも行っている。このたび、大阪市北区の別事業で使われていたビルを全面改修。大阪メトロサービスの本社ビルとして、移転することとなった。大阪メトロサービス全体では約400人の従業員がおり、その内の約100人がこのビルに勤務している。（2020年7月現在）

トイレの特長

事前に行われた社員への改修要望では、トイレ関連が大多数を占め、その要望に可能な限り応えるトイレ改修となった。従来はフロアによっては男性トイレのみしかなかったが、移動の動線や時間のロスを考え、限られたスペースを有効活用し、全フロア男女トイレを設けている。また、1Fトイレは位置を大きく変更したため、配管との取り合いもふくめTOTOテクニカルセンターにてレイアウトを検討し、無駄のないスペースレイアウトを実現。また以前は、夜間勤務や現場での業務の後に汗が流せるよう大浴場が設けられていたが、勤務スタイルの変更に伴い、2ヶ所のシャワールームに変更した。改修後に実施した社員アンケートでは、「清潔感がある」「明るい」など高評価の声が多数あがっている。