「世田谷ビジネススクエア」は、東急電鉄田園都市線「用賀駅」と直結する賃貸オフィスビル群。共用部デザインの刷新を機に、トイレにおいても改修を実施。スタイリッシュで上質感を感じさせる内装のもと、多様化するワーカーのニーズへの対応、女性ワーカーへの配慮の充実、管理・清掃のしやすさの向上に注力した。

建築概要

所在地 東京都世田谷区用賀4-10-1
施主 三井住友信託銀行株式会社
設計 TOTOアクアエンジ株式会社
施工 TOTOアクアエンジ株式会社
敷地面積 21,315.68㎡
建築面積 9,258.34㎡
階数 地下2階、地上28階(タワー)
構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
竣工年月 (改修)2021年8月

特長

改修の経緯

「世田谷ビジネススクエア」は、東急電鉄田園都市線「用賀駅」と直結するランドマークとして、1993(平成5)年に竣工。広大な敷地に地上28階のタワーをはじめ計8つの建物からなる賃貸オフィスビル群である。2016(平成28)年、将来のリーシングを見据え、周辺ビルとの差別化を図り、ビル全体として新たな商品価値を構築すべく、改修がスタート。そして共用部デザインの刷新を機に、トイレにおいても改修が実施されることとなった。この改修では、多様化するワーカーのニーズにあわせて、ユニバーサルデザインについても改めて見直し、使い勝手の向上を図っている。また、テナントからの意見を収集し、女性ワーカーへの配慮の充実や、管理・清掃のしやすさの向上にも注力した。

トイレの特長

以前から女性トイレの個室の増設が望まれており、今回の改修にてスペースレイアウトを工夫し対応。さらに、女性トイレの大便器ブース1ヶ所にはフィッティングボートを設置。洗面コーナーの壁面には小物入れを備えるなど、女性配慮も充実させている。また、多様な利用者への配慮として、男女トイレのそれぞれ個室の1ヶ所にL型手すりを設置。環境にも配慮し、照明には人がいないときは消灯する人感センサーを設置、大便器は節水タイプのものを採用している。さらに、洗面コーナーでは、すべて非接触で行える水栓金具を選定し、衛生面の向上を図っている。共用部との調和を意識し、意匠性にこだわった内装は、スタイリッシュで上質感を感じられる空間デザインとなっている。

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